徳島県神山町の奇跡(2)
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最終更新日:2014/05/09
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神山町の話を書きましたが、光ファイバーさえ引いたら全国どこの寒村でも、町おこしや村おこしができるなどという低次元の話ではないのです。
現在 Iターンで「田舎暮らし」を嗜好するむきがありますが、神山町の場合はそういうリタイア組を歓迎しているわけではありません。
光ファイバーを使って余生を楽しむ人ではなく、光ファイバーを使ってお金を儲ける人、つまり能力のある人、若い人を選別しているのです。
年金暮らしの年寄りを呼び込んでも、高齢であるため医療費などがかかって町の運営が立ち行かなくなります。
つまり、住民税の増加をあてこんで、一人あたりの生産性の高い人を少数精鋭で受け入れるという作戦です。
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このポイントを行政側が理解しているかどうかで、成功するか失敗するかが変わってきます。
多くの市町村ではたぶん気づいていない部分です。
だから、やらないまま破滅の道を転げ落ちているか、老人ばかりを呼び込んでしまって支出増加を招いているかのです。
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住民税欲しさに大企業の工場誘致をする地方自治体もありますが、それなりのコストがかかります。
環境汚染などの問題もあります。
一番怖いのは突然の撤退でしょう。 でっかい はしごを掛けたところではずされるわけで、再起不能のダメージを被ります。
だから「一人あたりの生産性の高い人を少数精鋭で受け入れる」ということが、リスクを減らして着実に成功を勝ち取るためのポイントとなります。
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最近は「里山資本主義」という言葉があるそうですね。
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