日本のグランドデザイン / 三橋 貴明
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日本のグランドデザイン -世界一の潜在経済力を富に変える4つのステップ 三橋 貴明 講談社 2010-06-08 |
またまた三橋本。
日本の低脳マスコミの印象操作で日本に希望が持てなくなっている人は全員読んで欲しい。
民主党の低脳ぶりに失望している人にも読んで欲しい。
その両方に読んでもらうとおそらく1億人を超えてしまうと思いますが、国民にはこういう共通認識を持ってもらえば、日本はかつでのジャパンアズナンバーワンをそれほどの苦労も痛みもなく達成することができるのです。
日本が甦るための秘策
本書で三橋貴明が語るのは、日本が甦るための秘策。 ポイントは以下のとおり。
- 日本の反映を妨げる、財務省とマスコミの日本破綻論の間違いを共通認識とすること。
- 現在のデフレ不況の克服には財政出動によりGDPを向上させるという成長戦略が必要であること。
- 国家のグランドデザインを描くこと。そしてこのビジョンに沿って将来有意義なものに財政出動するという原則を貫くこと。
- エネルギー革命が必要。石油文明と訣別し電気文明を日本が創世すること。
- 文明フェーズを移行する。石炭文明から石油文明と進んできた現在のアメリカ主導の文明を電気文明へ移行させす。ガソリン自動車から電気自動車や高速鉄道網へのシフトを図ること。
- 第1次、2次、3次産業すべてが成長できる政策を展開すること。
- 世界唯一の日本の大衆知識社会を進化させること。
これらは今の日本のリソースをもってすれば、そんなに難しくない。今、世界中の人が住んでみたい国になりつつあるのが日本である。一般大衆が新聞、ネットで膨大な情報にアクセスし、消化した上で自由に発信し続けるのは日本だけの特色。他国のようなガチガチの階級制度が存在しないからである。
ただし、改革のために既得権益を守ろうとする企業、政治家、官僚を抑えるには国民の政治意識を高めて、彼らをコントロールすることが必要。
真の年金問題
年金問題は金の問題ではなく、お金があっても物が無い状態になることを防ぐことが真の年金問題であると説いている。すなわち生活必需品の供給不足状態(と結果としてのインフレ)。国家破綻も同じで、お金の問題ではなく、モノの供給不足が真の破綻であるという指摘は重要ですね。
意識改革が重要
いろいろあるが、日本の未来は明るいんです。
意識改革だけでだいぶ物事は変わるのです。
そのためには、妨害して喜んでいる愉快犯的マスコミ(チョウニチ新聞とか)には日本を出て行ってもらうことが必要。
そんなに中国「様」が好きなら本社を北京か平壌に置いて日本には支店をおけばいいでしょう。
えっ、すでにそうなっている?
我々が知らないだけ?
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