*

逆説の日本史16 江戸名君編 / 井沢 元彦

公開日: : 最終更新日:2014/04/13 読書

逆説の日本史16 江戸名君編 (小学館文庫) 逆説の日本史16 江戸名君編 (小学館文庫)
井沢 元彦
小学館 2013-06-06
売り上げランキング : 1478
Amazonで詳しく見る
by G-Tools

このシリーズは第一巻から読んでいます。単行本は高いので文庫化されたものが出ればすぐに買っています。

今回は江戸名君編。

水戸黄門保科正之上杉鷹山池田光政を取り上げています。

水戸光圀が「大日本史」を創作したのは林羅山(こいつはしょうがないアホ)の天皇中国人説に反発したから。

水戸学の創設が幕末の尊皇運動を作り上げた。つまり、幕府を倒したので幕府にとっては名君でないかもしれませんが、民にとっては名君でしょう。

保科正之が兄の徳川家光(こいつもアホ殿)にいかに尽くしたか。賢弟とはいいものですが、報われませんね。

吉良上野介(この人は実は善人)の玄孫である上杉鷹山は実は血の粛清を行って、上杉藩の改革を推し進めました。最初は抵抗勢力(最たるものは先代のアホ殿)が多いですモンね。

熊沢蕃山を採用し善政を行った岡山藩主の池田光政(姫路城を造った池田輝政の孫)はわたしはノーマークでした。じつにスゴイ人がいたものだ。組織のトップは自分ができなければできる人を連れてくるというのが大事と言われますが、あのガチガチの時代に他領から蕃山を抜擢したのはすごいことです。

蕃山が閑谷学校(しずたにがっこう)を作って武士のみならず農民、はては他領の農民まで自由に入学させたというのは浅学にして知りませんでした。庶民に門戸を開いた学校としては世界初とか。

朱子学の解説のところで、「太平記は第22巻が欠落しており、その前後でがらっと内容が変わっているのは、作者と違う人物が最終章を抹殺して続きを書き加えたから」、という指摘はなるほどと思いました。

前半をまとめるとこんな感じ。後半はまったく題材が変わっていますが、それもおもしろい。別の記事で書きます。

【関連記事】

###

関連記事

やりとげる人の法則 / ゼブ・サフトラス 弓場 隆

やりとげる人の法則 ゼブ・サフトラス 弓場 隆 by G-Too

記事を読む

メモの魔力 / 前田裕二

★★★☆☆(メモではない) 著者独自の「メモ」の取り方が書いてあります。 メモと聞く

記事を読む

アルゴトレードの入門から実践へ ——イージーランゲージによるプログラミングガイド (ウィザードブックシリーズ) / ケビン・J・ダービー

アルゴトレードの入門から実践へ ——イージーランゲージによるプログラミングガイド

記事を読む

Linuxをすぐに使いこなす本

Linuxをすぐに使いこなす本 (100%ムックシリーズ) 晋遊舎 2012-

記事を読む

宇宙で一番美しい周期表入門 / 小谷太郎

宇宙で一番美しい周期表入門 (青春新書インテリジェンス) posted wit

記事を読む

だから日本はズレている (新潮新書 566) / 古市 憲寿

だから日本はズレている (新潮新書 566) 古市 憲寿 新潮社 2014-04

記事を読む

アンチエイジング・バトル最終決着 / 坪田一男

アンチエイジング・バトル 最終決着 (朝日新書) posted with am

記事を読む

53のキーワードから学ぶ最新ネットワークセキュリティ / 上原 孝之, 宮西 靖

53のキーワードから学ぶ最新ネットワークセキュリティ 上原 孝之 宮西 靖

記事を読む

逆説の日本史16 江戸名君編(2)

逆説の日本史16 江戸名君編 (小学館文庫) 井沢 元彦 小学館 2013-0

記事を読む

大人のための新オーディオ鑑賞術 : デジタルとアナログを両立させた新発想 (ブルーバックス) / たくきよしみつ(2)

大人のための新オーディオ鑑賞術 : デジタルとアナログを両立させた新発想 (ブルーバ

記事を読む

Comment

  1. […] 前の 逆説の日本史16 江戸名君編 で書きましたが、後半部分です。 […]

2026-6-15 高配当投資信託の乗り換え

いやあ、昨日はすごかった。 イラン戦争締結の憶測から、日本、米国の両

SUNO で作曲してみた

SUNO という音楽生成 AI で 初めて歌詞付きの音楽を作曲してみま

高槻遠隔画像診断センターお引越し

いよいよ引っ越し当日。 始発電車で高槻へ。 寝過ごしてはいかん

久々の「残業」

明日高槻遠隔画像診断センターの引っ越しなので、整理に行ってきました。ま

この1冊でしっかりわかる Geminiの教科書 / 佐倉井 理冴

★★★☆☆(わかりやすい) Gemini 初心者向けの優しく

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑