アマゾンのロングテールは、二度笑う 「50年勝ち組企業」をつくる8つの戦略 / 鈴木貴博
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読書
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アマゾンのロングテールは、二度笑う 「50年勝ち組企業」をつくる8つの戦略 (講談社BIZ) 鈴木 貴博 講談社 2006-10-19 売り上げランキング : 578452 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★☆☆
以前読んだ本です。当時はピンと来なかったのですが、自分で組織を経営することになったからか得心できました。
アマゾンが出てくるのは全8章中の1つで、しかも第7章。
当時ロングテールが流行っていたので、こういう書名にしろと出版社から言われたのでしょう。
そのほかの章も松下電器、イトーヨーカドー、BMW、スタバ、ローソン&ファミマ、マイクロソフトを取り上げてそれぞれの特殊戦略(あるいは戦術)を解説。
「小川直也はなぜインリン様に負けたのか」という章もありますが、この皓ではオンリーワン戦略を扱っています。これを書名にした方がよかったかも?
ということで、ロングテール以外の章が意外に面白いのでお勧めです。
ロングテールの新しい解釈
肝腎のロングテールの章では在庫回転率からの説明が目新しいところです。
ロングテール部分がなければアマゾンはネット販売とは言え、一般書店モデルと在庫回転率や総資産純利益率(ROA)はほとんど変わらなくなってしまうのです。
書いてませんが、一般書店モデルのほうが売り上げ変動は少ないかもしれませんし、参入障壁も高いでしょうから、ネット販売のほうが危険になることもありえますね。
在庫のない商売がいかに儲かるか・・・それは遠隔画像診断で体験ぎみです。^^
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