遠隔画像診断でのストレス
*
遠隔画像診断をやっているときのストレスですが、
- 所見をつけた症例の結果がわからない
- 所見を読んでくれているかどうかわからない
ということをおっしる読影医が多いです。
*
1については私達が結果を知りたいものについては、依頼医に訊くようにすればいいのですが、こちらの都合やあちらの都合もあり、なかなか難しいですね。
私達テラークの場合は・・
ある施設では院内の取りまとめをしてくれる医師が、結果をメールで通知してくれるようになっています。
ほとんどの施設はこうなっていませんが、私達が知りたいと思うような症例の場合は所見にも明確な診断はくださず、次の一手をこう行ってくださいと書きます。私達が悩むようなものは主治医もおそらくよくわかっていないので、たいてい後日同じモダリティや別のモダリティでの再検が来ます。
そこでの依頼内容で、結果がだいたい知れるというわけです。
*
2については、基本的に初回でない限り、所見を欲しいと思って依頼されるわけなので、読んでもらえていると思います。
要らなければわざわざ依頼を出すことは行ってないはずです。
私達の料金はほかより少し高めなので、自動的に全例依頼に出すような施設はないからです。
読影の必要なものだけを読んでいられる。それが施設の常勤医と違う点ですね。
書けば全例読んでもらえるとわかっているのは、ストレスフリーで、いい気持ちです。
###
関連記事
-
-
遠隔画像診断会社の業務(診断以外)
* 遠隔画像診断会社の業務として、診断以外の雑用が結構あります。 契約など、相手の病院が大き
-
-
放射線科医の定年退職
* 診断をやっている放射線科医の話ですけど、ぼちぼち定年退職される方も多いでしょう。 でも一
-
-
もう非クラウド型遠隔画像診断は使いたくない・・・その理由
* もう時効かな、と思うので書きます。 * ちあきなおみではないが、あれは数年前・・・、私
-
-
放射線科常勤医を雇うには
放射線科診断医の雇い方 上記について、久々に遠隔画像診断ブログを更新しました。 http:
-
-
無料の遠隔画像診断 (ただしお試し 月5件)
専用システム不要の遠隔画像診断 以前、個人ベースの遠隔画像診断 という記事で、専用システム不要
-
-
側頭筋付着部付近の線状の骨化?
ときどきこんなもの見ませんか? たまに見るんですが、側頭骨より浮いた一本の線状骨硬化(両側
-
-
南の島でダイビング三昧?
この前読んだ本で、実例として紹介されていた人で、ダイビングがやりたくて東京から沖縄県のある島
-
-
臨床画像 2023年2月号 遺伝性腫瘍 / photon counting detector CT
臨床画像 2023年 2月号 [雑誌] 価格:2750円(
-
-
参照画像の意味を知っているのかい
* うちのお客様の話ではなく、よその話ですが・・・ 画像診断レポートに参照画像をつけて、文章
- PREV
- ブラック・スワン
- NEXT
- この国を出よ / 大前研一 柳井正