*

胸部レントゲンを読影していて「先生は胸部のCTも読めますか?」「えっ?」

公開日: : 医療, 画像診断

以前アルバイトで、とある健診施設の胸部レントゲン写真の読影をしていたときのエピソード(以前にもどこかに書いたかも)。

わたしが胸部レントゲンを読影している部屋に、そこの所長(わたしより年配の内科医)が来られて、

「先生は胸部のCTも読めますか?」

とおっしゃりました。

えっ!?

放射線科医なら感じる違和感・・・

胸部CTが読めずに胸部レントゲンが正しく読影できるはずがなかろう

しばし、絶句しておりましたが、

そうか、内科医では胸部CTが読めないのに 胸部レントゲンを読んでいる(あるいは読めると思いこんでいる)人が 結構いるんだ

と気づきました。

胸部レントゲンは難問ですが、胸部CT という解答があるので答え合わせができ、難問の解き方が身に付くのです。

胸部CT なしで胸部レントゲンを読むのは、解答なしの難問を解く(というか解くふりをする)ことに等しいです。

胸部レ線は非常に難しいのですが、胸部CT をマスターしてから単純写真の研鑽(両者の比較読影)をつめば、比較的容易にマスターできると思います。

関連記事

胸部レ線についての過信

###

関連記事

ある甲状腺疾患の話

医師になって放射線科の医局に入って、1年めは大学病院で研修しました。 2年めからは放射線科のある病

記事を読む

「仕事何時に終わる?」への違和感

30年間ほど医師をやっており、同じくらいの間 結婚生活を送っているのですが、いまだにカミサンから

記事を読む

胸部レ線は難しい?(トレーニングすれば読めます)

胸部レントゲン写真は奥の深いものですが、きちんとトレーニングすれば読めるものです。 * 多く

記事を読む

「努力は報いを受ける」ことも

昨日の記事” 「努力は必ず報われる」は間違い ”で書き忘れたのですが、努力の方向自体が間違ってい

記事を読む

プラスとマイナス

* 放射線科医のレポートでの話。 「肝嚢胞(+)」とか「悪性腫瘍(-)」とか書いている人がいま

記事を読む

ひどい遠隔画像診断システム(続き)

   P■■社の遠隔画像診断システムの話の続きです。    ただいま午

記事を読む

ふざけた遠隔画像診断システム(続き)

* 患者リストから患者を選択 数秒~数十秒待たされる 患者画面から「読影」を選択

記事を読む

月刊インナーヴィジョン11月号

遠隔画像診断てれらじ庵:「月刊インナーヴィジョン11月号」   上記のブログにも書きましたが、

記事を読む

初期の遠隔画像診断

私は遠隔画像診断を 1997年頃より始めました。 28年も前やないかい。 当時は ISDN

記事を読む

画像診断雑記更新す

* * * 画像診断雑記、7例目をアップしました。 興味がある人はどうぞ。 * * *

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【AI】Lilys問題点 PDF出力時の文字化け

Lilys は優秀な要約アプリですが、最終出力を PDF 出力するとき

2026/8/6 びわ湖花火大会

本日は大津港での花火大会。 「琵琶湖花火大会」というと通常はこれを指

浮世絵「名所江戸百景」復刻物語 / 東京伝統木版画工芸協会

★★★☆☆ 著者の東京伝統木版画工芸協会というのは浮世絵を復

封印された中国近現代史 / 宮脇淳子

★★★★☆ 亡き岡田英弘氏の妻である 宮脇淳子先生の著書。

三田市民病院の移転問題について

本日夕方 TV で三田市民病院の移転問題を扱っていました。 初耳

→もっと見る

  • 2026年8月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31  
  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑