胸部レ線についての過信
*
これを言うとちょっと問題があるのですが、あえて書きます。
他科の医師(主に一般内科の年配の医師が多い)に胸部レ線について読影をコンサルトされることがよくありますが、話してみると胸部レ線について過渡の期待をされているケースがあります。
胸部単純写真のエキスパートに 10000円払ってもいいから読んで欲しいとかいう希望を持っている方もいたりしますが、同じ患者の胸部CTを撮って、放射線科の研修医か修練医に訊いたほうがよっぽど患者のためになる情報が得られるでしょう。
10000円どころか缶コーヒー1本でもお釣りがくるくらいですし。
###
関連記事
-
-
臨床画像 2021年12月増刊号 Vol.37 No.14 「これだけは見逃したくない重要救急病態の画像診断」
「臨床画像」という雑誌の 2021年12月増刊号です。 広告を除くと 100ページあり
-
-
京都府南丹市美山町の南丹みやま診療所におきた問題
先日、上のビデオを観て知ったのですが、茅葺屋根の美山町集落で有名な京都府南丹市の南丹みやま診
-
-
参照画像の意味を知っているのかい
* うちのお客様の話ではなく、よその話ですが・・・ 画像診断レポートに参照画像をつけて、文章
-
-
南の島でダイビング三昧?
この前読んだ本で、実例として紹介されていた人で、ダイビングがやりたくて東京から沖縄県のある島
-
-
covid-19 PCR検査の感度問題
米国内科学会の雑誌に載った論文(Ann Intern Med. May 13, 2020.)
-
-
資金の要らない、失敗しない遠隔画像診断起業のノウハウ(別刷り請求について)
* * * 月刊 Innervision 11月号に掲載の拙文の 「資金の要らない、失敗し