ウィルス培地って?
*
今朝のTVの情報番組(たぶんフジテレビ)でキーボードに紫外線を当てて、そこに綿棒をあて、培養皿になすりつけて、殺菌効果を調べていた。
後日、紫外線をあてたほうは変化がなかったのに対して、紫外線をあてなかったほうの培地からコロニーが3個ほど出現。
取材した女性スタッフは
「当てなかった方の培地から細菌やウィルスが増殖しました」
と断言していたが、ウィルスがそんな簡単な培地で培養できるわけがない。
培養できたらノーベル賞ものかも。
ウィルスを産生させるためのもととなる細胞を培養させる培地はあるけど。
しかも、このスタッフはウィルスが増殖すれば目に見えるようになるとでも思ってるんでしょうか。
*
現場の誰もおかしいと思わなかったのが一番怖いですが。
一億総白痴化計画はまだ続いていたのね。
###
関連記事
-
-
画像管理加算2の功罪について
画像管理加算は画像診断医の給料? 画像管理加算1は常勤の画像診断医を雇ったご褒美のようなもので
-
-
画像診断管理加算2の悲劇
以前聞いた話ですが、とある都市の公立病院で常勤の放射線科医を1人雇っていました。 病院はこれを
-
-
インフルエンザ B型
インフルエンザが流行っています。 しかもA型だけでなく、B型も。 近所の学校でもインフルエン
-
-
エヒノコッカス(エキノコックス)という名前
エキノコックスという寄生虫がいます。 非常におもしろい寄生虫で、親は条虫でサナダムシの仲間(エ
-
-
医者が病院から逃げ出すとき / 米山 公啓
医者が病院から逃げ出すとき (ちくま文庫) 米山 公啓 筑摩書房 2008-
-
-
遠隔画像診断で画像診断管理加算はとれません というか とってはダメです
遠隔画像診断で画像診断管理加算はとれません 今、我々の業界で話題になっているのがこれ。 今度
-
-
画像診断管理加算バブルの崩壊の影響(2) 地方の中核病院の場合
前回はこちら⇒ 画像診断管理加算バブルの崩壊の影響 * 前回は、 常勤医のマンパワー
-
-
粘液栓 mucoid impaction について
* ときどき他の人のCT所見で、気管支内にたまった液状物を「粘液栓」と書いておられるのを見るこ
-
-
地方の中核病院の画像診断における医療崩壊
以前の記事(⇒ 画像診断管理加算バブルの崩壊の影響(2) 地方の中核病院の場合)では、