百科事典の存在意義をみんな誤解していますよ
公開日:
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最終更新日:2015/10/28
読書
先ほど、読書猿Classic: between / beyond readers というブログの一記事である「百科事典には何が書いてあるのか?」を読みました。
百科事典に書いてあること
百科事典には、あなたが知りたいようなことは載っていない。
あなたが知っているべきことが載っているのだ。
と上の記事に明記してあります。
百科事典とはものを調べるためのもので、読むべきものではないと思っていた人はちょっとショックを受けませんか?
百科事典を「読まなきゃいけない」理由
なぜ、そういうことを言ってらっしゃるかというと、
百科事典に書いてあるような「常識や通説」は、挑まれるにしろ、足がかりにされるにしろ、その前提となる。
新刊書に盛り込まれている(べき)新しい知見は、そうした「常識や通説」に対して新しいのだ
つまり、新刊書ばかり読んでいても、何に対しての新しい知見なのかがわからない。
そのため、その判断の基準になるものが必要で、それが百科事典だと言うわけです。
要するに「常識」を知るのに必要なわけですね。
私は百科事典を読んでました
中学生のとき、母親が全10冊くらいの学習研究社の百科大事典(名称不詳;現在廃刊中)を買ってくれたので、せっせと最初から読んでました。
当時は事典を調べるものだとは思っていなくて読み物として全部読んじゃいました。全部読まないと、書いた人に対して申し訳ないと思っていたみたいですね。
あと、冠婚葬祭や文化などの載った「現代ホーム百科事典」とブリタニカ百科事典の邦訳版がうちにありまして、これらもぼちぼち読んだと思いますが、あまり面白くなかったので全部は読んでおりません。
百科事典は調べるものという通説は大学に入ってから聞いたような気がします。
それまでは読んでて当然と思っておりました。なんで百科事典に書いてあるのに、そんなこと知らないやつがいるのかとよく思ったものです。
今から考えると、灘高のクイズ王になれたのも百科事典好きが原因かも。
*
今は紙の事典がどんどん減っていますね。
百科事典も電子版だと検索しやすいから、最初から読破する人は絶滅しているのではないかな?
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