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日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 / 浅川 芳裕

公開日: : 読書

日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社+α新書) 日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの食料自給率 (講談社+α新書)
浅川 芳裕
講談社 2010-02-19
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★★★★☆(目からウロコ)

著者は月刊「農業経営者」副編集長、つまり業界のウラのウラまで知り尽くしているお方。

食料自給率のナゾ

食料自給率がよく語られていますが、日本しかまじめに統計をとっていないし、日本しか重視していない。

というかイギリスは食料自給率を参考にするのは有害無益という論文まで公表しているそうです。

しかも、カロリーベース自給率を発明して実情より低く見せるなど、すべてが農林水産省の仕事を作るためのお芝居だそうです。

この自給率統計を作るために 3000人もの国家公務員を雇っていて、農水省役人の年俸は他の省より破格に高い 900万円以上

食料自給率なんて 3人もいれば計算できそうですが。

どこかのシンクタンクに 3000万円で丸投げすればいいのでは?

著者は食料自給率より在庫量のほうが重要と説いています。

石油備蓄量の考え方と同じですね。

農業の高齢化 廃業農家の増加

これも著者は「なんちゃって農家」がやめているだけで、補助金が減って望ましいと言っています。

逆に自立可能なプロ農家の生産性が上がっているため、農産物生産量は増加しているのです。

やめた農家から農地を買い取ったり借りたりして大規模農業をやる事業者が増えており、北海道などでは1戸あたりの農地は欧州をすでに上回っているそうです。

その結果、金額ベースで日本の農業は世界5位

バター不足は農水省の利権から生じる

他の乳製品はなんともないのに、なぜかバターだけが品不足になることが多いですね。

農水省の関税のかけ方がバターの場合だけ特殊なのです。

バター輸入を独占している天下り法人(ハンコ押した書類を右から左に流すだけで理事長の年収2000万)があるわけです。

「亜鉛の一種であるカドミウム」という誤りを直せば★5つなんだけど・・・

新聞の記事ばかり読んでいると農水省に洗脳されてしまいますので、どなたにも一読をおすすめしておきます。

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