この残酷な世界で日本経済だけがなぜ復活できるのか: グローバルマネーの大逆流が始まる / 渡邉哲也
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読書
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この残酷な世界で日本経済だけがなぜ復活できるのか: グローバルマネーの大逆流が始まる (一般書) 渡邉哲也 徳間書店 2013-08-03 売り上げランキング : 327541 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★☆
またまた渡邉哲也さんの本。
グローバリズムが中国、韓国を著しく図に乗らせてしまっていましたが、2016年に入ってついに崩壊が始まりました。
崩壊はすでに始まっていましたが、中国がなんとかあの手、この手、禁じ手まで使って支えていたのです。
でも,ついに一線を越えたようです。
中国の不動産バブル+シャドーバンキング、株バブル、設備投資バブルがすべて崩壊するわけですね。
この本はそれを1年半前に予言しています。
- 日本企業は中国からアセアン諸国への移転を進めているので、経済に対する影響は韓国のそれより軽微であること
- EUでは緊縮財政を独・仏と共に主張していたオランダのバブルが崩壊し、フランスも息絶え絶えになるのでドイツは孤立すること
- アメリカは出口戦略を模索し始めており、世界にばらまいた投資の引き戻しをはかること(すでに第一段目の利上げが発動)
- 世界の先進国は発展途上国を切り捨て、ナショナリズムに基づいた統制経済を模索するようになること
などが示されています。
中国の崩壊があまりに激烈だと困りますが、じわじわと静かに沈んでいってくれる(ソフト・ランディング)と周囲も助かります。
とち狂って戦争を始めるようになると困りますが、彼らは勝てる戦争しかできませんので、日米には直接向かってこないはず。
始めるとすればおそらく朝鮮半島か南の海でしょうね。
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