日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】/ 竹村 公太郎(2)
公開日:
:
読書
日本史の謎は「地形」で解ける【文明・文化篇】 (PHP文庫) 竹村 公太郎 PHP研究所 2014-02-05 売り上げランキング : 51299 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★☆☆
昨日の続き。ちょっと内容を紹介します。
なぜ日本は欧米列国の植民地にならなかったか
日本は平野が少なく、平野も海の近くは湿地が多く、欧米列強(蒙古も)お得意の馬が使えず、戦争が展開できなかったから。
大砲の運搬も困難だったでしょう。
金は掘りつくし、奴隷制度もないので、欧米列強の欲しいものもなかったわけで、征服する気も起きなかったでしょう。
鉄道の衝撃
日本初の蒸気機関車は海の中に堤を作ってそこを走らせました。
計画していた海岸沿いには旧大名家のお屋敷が立ち並んでいたからとか。
海沿いあるいは海の中に鉄道を作ることで、それまで山や川で分断されていた国土が 30年あまりで鉄道でどこにでも行けるように大きく変革。
それで東京が地方からの優秀な人材を吸収し大きく発展していたわけです。
まさに「中央集権」国家の誕生です。
*
このような話が全18篇もあり、しかも日本史だけでなくエジプトのピラミッドの謎まで解いてしまうのです。
関連記事
###
関連記事
-
「お金を稼ぐ!」勉強法 / 藤井孝一
「お金を稼ぐ!」勉強法 藤井孝一 三笠書房 2008-07-1
-
図解 この仕事の儲かるしくみ (宝島社文庫) / 別冊宝島編集部
図解 この仕事の儲かるしくみ (宝島社文庫) 別冊宝島編集部 宝島社 2008-
-
住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち (講談社+α新書) / 川口 マーン 惠美
住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち (講談社+α新書) 川口 マーン 惠美
-
ロバート キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』 (3)
『金持ち父さん 貧乏父さん』シリーズはいっぱい発行されています。 筑摩書房のサイト ⇒ 金
-
サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット / モーガン・ハウセル(2)
★★★★☆(これは名著) 以前の記事「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」
-
貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える / アビジット・V・バナジー&エステル・デュフロ(2)
以前の記事「貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える」の続きです。 この本にはい
-
なぜ日本だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか / 高橋洋一
なぜ日本だけがこの理不尽な世界で勝者になれるのか posted with am
-
デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書) / 上念 司
デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書) 上念 司 光文社 2010-01-1
-
FXトレーダーの大冒険 / ロブ・ブッカー ブラッド・フリード
FXトレーダーの大冒険 (ウィザードブックシリーズ) ロブ・ブッカー ブラッド
-
笑劇―SFバカ本カタストロフィ集
笑劇―SFバカ本カタストロフィ集 (小学館文庫) 岬 兄悟 小学館 2006-