世界大地殻変動でどうなる日本経済 / 宮崎正弘 渡邉哲也
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読書
ビジネス社
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★★★☆☆
2016年11月の本。
当時の世界各地の情勢を総括し、それからの未来を占っておられますが、今のところ予測は正しいようです。
ドイツを含めた EU諸国はこの時点から衰退していますし、離脱したイギリスは中国と距離をおいてやや上昇傾向。
中国の破綻が先か EU の解体が先かわかりませんが、病魔はいずれも進行を続けているようですしね。
中東の王族を「実体は温泉宿の主人のようなもの」と言ってのけるセンスは見習いたいですね。
ほかにも、たとえばこんなことが・・・
- アメリカは敵と味方を間違える天才
- ロシアは信頼できないことが信頼できる国
- 中国は人工国家、ソ連のように作った側が壊すときは壊れる(馬渕睦夫)
- 日本には諸外国にない相続税がある
- 海外ではテロリストとされるような人が普通に生活できる日本・・・なんて自由な国なのか
- 合法的に共産党が存在して議席を持っているのは日本だけ
- ベラルーシでは3人子供を作ったり、農業を始めたら住宅はタダでもらえる
- 日本の特別会計は単年度予算ではできない事業を行うために存在するもの(ムダなものと誤解させたのは民主党)で、これがないと長期計画に予算を割り当てられない
などが面白かったですね。
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