常識としての軍事学 (中公新書ラクレ) / 潮匡人 (2)
公開日:
:
読書
中央公論新社
売り上げランキング: 271,624
★★★☆☆
昨日の記事「常識としての軍事学 (中公新書ラクレ) / 潮匡人」の続きですが、面白いことが書いてありました。
イラク戦争の時に、朝日新聞が 2003年3月29日の社説で「米軍が完全に袋小路に行き当たり、現地の兵は弾薬どころか食糧も不足して寝転んでいる有様で、過信が招いた誤算」などと嬉しそうに囃し立てていましたが、そのわずか 9日後にバクダット陥落つまり米軍大勝利となり、朝日新聞は赤っ恥をかいたのでした。
兵士は狙撃を避けるために寝転んでいたのであり、ボーっと突っ立っているのは非常識ということを朝日新聞の現地記者は知らなかったという二重の恥をかいたわけです。
もちろん、米軍苦境というガセネタを流したのは米軍自身なわけで、それを真に受けたマスゴミが利用されただけなんですね。
敵を欺くのはまず味方から。
でも朝日新聞が味方というのはだいぶ疑問符がつきますけど。
大昔はクレムリン発の情報はそのまま大歓迎して尾ひれをつけて一面に載せ、アメリカ発の情報はプロパガンダかと非好意的に書いていた新聞なので。
###
関連記事
-
-
文房具を楽しく使う(ノート・手帳篇) / 和田 哲哉
文房具を楽しく使う(ノート・手帳篇) 和田 哲哉 by G-To
-
-
「民」食った最悪の輩
「民」食う人びと 「民」食う人びと―新・日本官僚白書 佐高 信 by
-
-
「お金を稼ぐ!」勉強法 / 藤井孝一
「お金を稼ぐ!」勉強法 藤井孝一 三笠書房 2008-07-1
-
-
やりなおしの世界史 / 謝 世輝
やりなおしの世界史 謝 世輝 オーエス出版 2000-10 売り上げランキング
-
-
韓国は未来に存続できるのか?—7つのヤバイ問題— / 某国のイージス
★★★☆☆ 某国のイージスさんの 2015年の本。 いわゆる「嫌韓本」の中ではソ
-
-
人の10倍の「仕事量」をこなす技術 / 五十棲剛史
人の10倍の「仕事量」をこなす技術 (PHPビジネス新書) 五十棲 剛史
-
-
新聞の経済記事は読むな、バカになる / 日下公人 渡邉哲也
新聞の経済記事は読むな、バカになる 日下公人 渡邉哲也 ビジネス社 2013-0
-
-
ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる! / 日垣 隆
ダダ漏れ民主主義 メディア強者になる! 日垣 隆 講談社 2010-05-28
-
-
世界大乱で連鎖崩壊する中国 日米に迫る激変 / 宮崎正弘
世界大乱で連鎖崩壊する中国 日米に迫る激変: EU分裂、テロ頻発、南シナ海紛争…
-
-
3万人のビジネスエリートから学んだ 超 ・スピード仕事塾 / 中島 孝志 (2)
3万人のビジネスエリートから学んだ 超 ・スピード仕事塾 (しごとハンドブック)