常識としての軍事学 (中公新書ラクレ) / 潮匡人 (2)
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読書
中央公論新社
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★★★☆☆
昨日の記事「常識としての軍事学 (中公新書ラクレ) / 潮匡人」の続きですが、面白いことが書いてありました。
イラク戦争の時に、朝日新聞が 2003年3月29日の社説で「米軍が完全に袋小路に行き当たり、現地の兵は弾薬どころか食糧も不足して寝転んでいる有様で、過信が招いた誤算」などと嬉しそうに囃し立てていましたが、そのわずか 9日後にバクダット陥落つまり米軍大勝利となり、朝日新聞は赤っ恥をかいたのでした。
兵士は狙撃を避けるために寝転んでいたのであり、ボーっと突っ立っているのは非常識ということを朝日新聞の現地記者は知らなかったという二重の恥をかいたわけです。
もちろん、米軍苦境というガセネタを流したのは米軍自身なわけで、それを真に受けたマスゴミが利用されただけなんですね。
敵を欺くのはまず味方から。
でも朝日新聞が味方というのはだいぶ疑問符がつきますけど。
大昔はクレムリン発の情報はそのまま大歓迎して尾ひれをつけて一面に載せ、アメリカ発の情報はプロパガンダかと非好意的に書いていた新聞なので。
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