米中の危険なゲームが始まった / 福島香織
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読書
★★★☆☆
2017年6月に出た本で、まだトランプの対中政策が親中になるか反中になるかよくわからないときに書かれた本。
福島さんの本は中国政府の細かな内部事情がよくわかるのでおすすめです。
習近平が長期政権を実現するために台湾侵攻を起こす可能性について言及しています。
ただし、習近平には敵が多いため、彼が失脚した後は共青団が軸となった理性的な指導部がたぶんできると分析されています。
この本が出てから 2年経つわけですが、状況はゴロリと変わって日本にはとてもいい展開になっています
そのため、この本が警鐘を鳴らしているいくつかの点については杞憂と早合点してスルーしている日本人も多いです。
しかし、今回の韓国ホワイト国はずしが結構チャイナに影響するようなのでまた日中関係が怪しくなるかもしれませんね。
絶えず警戒が必要です。
この本の最後で、福島さんは日本人に覚悟を迫っています。一人ひとりが日本人としての自覚を持ってもっと自信を持って巨悪と立ち向かうべきと。
なにか幻魔大戦を読んでいるような気になってきました。
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