*

名字でわかる 日本人の履歴書 なぜ東日本は「佐藤」「鈴木」が、西日本は「田中」「山本」が席巻したのか (講談社+α新書) / 森岡 浩

公開日: : 最終更新日:2020/02/29 読書

★★★☆☆

NHK の TV番組「日本人のおなまえっ!」でおなじみの森岡先生の著書。

「森岡先生」と番組では言われているが、大学のセンセイではなく、博士号を持っているわけでもないらしいです。

在野の研究家ということでしょう。南方熊楠先生のようでかっこいいですね。

この本のテーマは「名字分布が一族の歴史を示す」などで、いくつかの名字については非常に奥深い由来を教えてくれるのが面白いです。

名字は平安中期にできたもので、それまでは姓だけがあったようです。

この頃から住んだ地名を名字(姓とは別)としたのはよくあることだったようです。

それがその氏族のルーツをさぐるカギとなるのですが、いろいろと例外も示されています。

大阪の「渡辺」、滋賀県の「佐々木」は歴史上有名な大族ですが、どちらも今は地名が消失してしまっています。

このように中途半端に広い地名はその後細分化されてしまうと、消滅することもあるようです。

ということで、100以上の名字のお話が書いてあります。

90位のワタシの名字は載っていないのがちょっと不満ですが、話のネタを仕込むのにはちょうどいい本だと思います。

関連記事

東海林のヒミツ

###

関連記事

構え!射て!狙え!(続き)

この本の邦題は「大富豪の起業術」ですが、 起業して1億円企業にするまで 1億円か

記事を読む

横山光輝時代傑作選 魔界衆(全2巻)

横山光輝時代傑作選 魔界衆(上) (講談社漫画文庫―横山光輝時代傑作選) 横山

記事を読む

ゑゐり庵綺譚 / 梶尾 真治

ゑゐり庵綺譚 (徳間文庫) 梶尾 真治 徳間書店 1992-02 売り上げ

記事を読む

公務員の異常な世界

公務員の異常な世界 公務員の異常な世界―給料・手当・官舎・休暇 (幻冬舎新書)

記事を読む

喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ / 荒俣 宏

喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書) 荒俣

記事を読む

哀しき半島国家 韓国の結末 / 宮家 邦彦

哀しき半島国家 韓国の結末 (PHP新書) 宮家 邦彦 PHP研究所 2

記事を読む

サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット / モーガン・ハウセル(2)

★★★★☆(これは名著) 以前の記事「サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」

記事を読む

FX先生 / 杉田 勝

FX先生杉田 勝 扶桑社 2009-05-15売り上げランキング : 60261

記事を読む

フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方 / 筒井冨美

フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方 (光文社新書) 筒井 冨美 光文社 201

記事を読む

つかのまの間奏曲(インターミッション)―ミルキーピア物語 / 東野 司

つかのまの間奏曲(インターミッション)―ミルキーピア物語 (ハヤカワ文庫JA)

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

【FX】朝スキャ EA を作ってみる

朝スキャとは「早朝スキャルピング」の略で、日本時間での早朝(午前 6-

外国の飯屋がまずい理由

https://www.youtube.com/watch?v=Dwp

2025年株式投資 簡単すぎる総括

本日で今年の投資は終わりです。 楽天銀行の現在高は以上の

日本語の教養100 / 今野真二

★★★☆☆ 日本語についての教養本。うんちくエッセイが 10

胸部X線写真の話(2)

昨日の記事「胸部X線写真の話」の続きです。 内科医叩きをやってい

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑