逆説の日本史 14 近世爛熟編(4) / 井沢元彦
![]() |
井沢 元彦 小学館 2011-12-06 売り上げランキング : 1571 |
第4章は江戸時代の朝鮮外交について。
以前NHKの番組でも取り上げられていた、朝鮮通信使の話。
その中でも対馬藩の宗氏の国書偽像事件の顛末が書かれています。
宗氏の二枚舌外交が勝利を収めたような格好ですが、当時の情勢ではどうしようもなかったでしょうか。
家臣と主君との仲違いという低いレベルで収めたのはまずかったのではないでしょうか。
この頃の幕府の政治態度が今の政府とダブります。
儒教の悪弊(歴史的事実より理想を重要視し、場合によっては史実を曲げる)も書かれており、目から鱗が落ちました。
半島の人間は日本に今あるものはすべて自分たちの真似だと思っている(儒教的見地)そうですが、日本人は半島はただのストローのようなもの(単なる通過点)と思っています。
李氏朝鮮が衰退したのも本国(明・清)より発達した儒教のせいとか。
日本の儒教はそこまでの力を持たなかったので、半島はストローではなく、儒教というとんでもない悪疫を漉しとってくれたフィルタのようなものと考えてはいかがでしょうか。
関連記事
- 逆説の日本史 14 近世爛熟編
- 逆説の日本史 14 近世爛熟編(2) / 井沢元彦
- 逆説の日本史 14 近世爛熟編(3) / 井沢元彦
- 逆説の日本史 14 近世爛熟編(5) / 井沢元彦
- 逆説の日本史16 江戸名君編 / 井沢 元彦
- 逆説の日本史16 江戸名君編(2)
###
関連記事
-
-
せめて25歳で知りたかった投資の授業/ 三田紀房&ファイナンシャルアカデミー
★★★☆☆ 『ドラゴン桜』、『アルキメデスの大戦』などの作者である三田紀房さんは、投資マン
-
-
本当は世界一の国日本に告ぐ大直言 / ケント・ギルバート
★★★☆☆(日本礼讚本ではありません) 3つの巨悪である「メディア」、「官僚」、「護憲
-
-
日本人だけが知らない「本当の世界史」古代編 / 倉山満(2)
★★★★☆ 昨日の続きです。 大事なものを書き忘れていました。 著者はリアリス
-
-
見かけがすべての韓流 ──なぜ、大統領までが整形するのか (WAC BUNKO 160) / 呉 善花
見かけがすべての韓流 ──なぜ、大統領までが整形するのか (WAC BUNKO 16
-
-
ポケット図解 超簡単ブログを1時間で作る本 / 中村有里
ポケット図解 超簡単ブログを1時間で作る本 中村 有里 秀和システム 2012
-
-
デジカメ写真は撮ったまま使うな! / 鐸木 能光
デジカメ写真は撮ったまま使うな!―ガバッと撮ってサクッと直す (岩波アクティブ新
-
-
COACH のスペシャル万年筆
Mono Max (モノ・マックス) 2013年 01月号 宝島社 20
-
-
知的生産のためのすごい!仕事術 / 晴山 陽一
知的生産のためのすごい!仕事術 (青春新書インテリジェンス) 晴山 陽一 青
-
-
りざべーしょんプリーズ / 細野不二彦
りざべーしょんプリーズ (ビッグコミックス ワイド版) 細野 不二彦 小学館
-
-
ロバート キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』 (2)
* ⇒ http://yiwasaki.com/wp/?p=7001 土曜日にたいちん先生と
- PREV
- 逆説の日本史 14 近世爛熟編(3) / 井沢元彦
- NEXT
- ザ・モスト・リラクシング フィール4