逆説から読みとく古代史 / 武光 誠
![]() |
逆説から読みとく古代史―歴史が動いた「あの時」を検証する (ベスト新書) 武光 誠 ベストセラーズ 2001-07 売り上げランキング : 1848974 |
*
明治学院大学教授の武光誠(タケミツマコト)の本。
この人、啓蒙的な本を多数出しておられます。
「じゃんじゃん売れれば印税で暮らせるかも?」ってそんなに甘くはないよ、日本の印税制度は。
作家の収入は欧米の 1/100~1/10 くらいだもんね。向こうは印税も高いけど、原稿料を別にもらったり、書かないうちから契約料もらったりできますから。
まあ、日本でもこの人のように大学から給料もらいつつ、それで本を書いたら、副業みたいなものですから印税がたとえ少額でもうれしいでしょうね。
だから 200冊も書けるんだな、この野郎。^^;
*
目次は、
- もしも崇仏論争で物部氏が勝っていたら
- もしも聖徳太子が天皇になっていたら
- もしも小野妹子が隋の国書を持ち帰ったら
- もしも『天皇記』『国記』が残されていれば
- もしも蘇我馬子と聖徳太子が正面衝突したら
- もしも蘇我入鹿が中大兄皇子を大王にしたら
- もしも蘇我入鹿の暗殺後、蝦夷が挙兵したら
- もしも阿倍比羅夫の東北遠征が失敗したら
- もしも白村江の戦いに日本が勝ったら
- もしも法隆寺が天智朝に焼けなかったら
- もしも天智天皇が大海人皇子に譲位したら
- もしも壬申の乱で大友皇子が勝利したら
- もしも大津皇子が殺されなかったら
- もしも長屋王が自害を遂げずにいたら
- もしも藤原四兄弟が天然痘で死ななかったら
- もしも道鏡を天皇にせよとのお告げが受け入れられていたら
- もしも桓武天皇が長岡京を捨てずにいたら
- もしも菅原道真が太宰権帥に左遷されなかったら
- もしも平将門が勝ち続けていたら
- もしも白河上皇が院政を開かなかったら
で、古代史上の20の事件に設定された “if” を検討。
20番目以外はあまり影響がなかったろうという結論は、所詮歴史の大きな流れの中で個人がいくらがんばってもだめなのか、と思わせます。
20番目は「院政」が「最高権力を握ったまま、遊びに興じ続ける」システム以外のなにものでもないとし、白河「天皇」がちゃんと政治を執り行っていたらだいぶ世の中は変わったかも、とにおわせています。
そう言えば、ハトヤマとかカンとかもインセイみたいなものでしたね。え、陰政?
###
関連記事
-
-
影丸と胡蝶―ほか七編 (講談社漫画文庫―横山光輝時代傑作選) / 横山 光輝
影丸と胡蝶―ほか七編 (講談社漫画文庫―横山光輝時代傑作選) 横山 光輝 講
-
-
スタンフォード式 最高の睡眠 / 西野精治
スタンフォード式 最高の睡眠 西野精治 サンマーク出版 2017-02-28
-
-
“脱グローバル化”が日本経済を大復活させる / 三橋 貴明
“脱グローバル化"が日本経済を大復活させる 三橋 貴明 青春出版社 2012
-
-
だから、新書を読みなさい / 奥野宣之(2)
★★★☆☆ 内容 「だから、新書を読みなさい / 奥野宣之」の続きです。 あるテーマに
-
-
ドグラ・マグラ / 夢野久作
ドグラ・マグラ (まんがで読破) 夢野 久作 バラエティ・アートワークス
-
-
くろい宇宙線 手塚治虫名作集 (20)
くろい宇宙線 手塚治虫名作集 (20) (手塚治虫名作集) (集英社文庫) 手塚
-
-
日本人を冒険する―あいまいさのミステリー / 呉 善花
日本人を冒険する―あいまいさのミステリー 呉 善花 三交社 1997-09
-
-
経済は感情で動く : はじめての行動経済学 / マッテオ・モッテルリーニ
★★★☆☆ 行動経済学の解説本で、我々がいかに非合理的な経済観念を持っているかを知らしめさ
-
-
FIRE 最強の早期リタイア術――最速でお金から自由になれる究極メソッド / クリスティー・シェン, ブライス・リャン(5)
★★★★★(もう60歳超えたのでアーリーリタイアできないじゃないか) 昨日の記事「FI







