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逆説から読みとく古代史 / 武光 誠

公開日: : 最終更新日:2014/04/10 読書

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逆説から読みとく古代史―歴史が動いた「あの時」を検証する (ベスト新書)

武光 誠

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明治学院大学教授の武光誠(タケミツマコト)の本。

この人、啓蒙的な本を多数出しておられます。

「じゃんじゃん売れれば印税で暮らせるかも?」ってそんなに甘くはないよ、日本の印税制度は。

作家の収入は欧米の 1/100~1/10 くらいだもんね。向こうは印税も高いけど、原稿料を別にもらったり、書かないうちから契約料もらったりできますから。

まあ、日本でもこの人のように大学から給料もらいつつ、それで本を書いたら、副業みたいなものですから印税がたとえ少額でもうれしいでしょうね。

だから 200冊も書けるんだな、この野郎。^^;

目次は、

  1. もしも崇仏論争で物部氏が勝っていたら
  2. もしも聖徳太子が天皇になっていたら
  3. もしも小野妹子が隋の国書を持ち帰ったら
  4. もしも『天皇記』『国記』が残されていれば
  5. もしも蘇我馬子と聖徳太子が正面衝突したら
  6. もしも蘇我入鹿が中大兄皇子を大王にしたら
  7. もしも蘇我入鹿の暗殺後、蝦夷が挙兵したら
  8. もしも阿倍比羅夫の東北遠征が失敗したら
  9. もしも白村江の戦いに日本が勝ったら
  10. もしも法隆寺が天智朝に焼けなかったら
  11. もしも天智天皇が大海人皇子に譲位したら
  12. もしも壬申の乱で大友皇子が勝利したら
  13. もしも大津皇子が殺されなかったら
  14. もしも長屋王が自害を遂げずにいたら
  15. もしも藤原四兄弟が天然痘で死ななかったら
  16. もしも道鏡を天皇にせよとのお告げが受け入れられていたら
  17. もしも桓武天皇が長岡京を捨てずにいたら
  18. もしも菅原道真が太宰権帥に左遷されなかったら
  19. もしも平将門が勝ち続けていたら
  20. もしも白河上皇が院政を開かなかったら

で、古代史上の20の事件に設定された “if” を検討。

20番目以外はあまり影響がなかったろうという結論は、所詮歴史の大きな流れの中で個人がいくらがんばってもだめなのか、と思わせます。

20番目は「院政」が「最高権力を握ったまま、遊びに興じ続ける」システム以外のなにものでもないとし、白河「天皇」がちゃんと政治を執り行っていたらだいぶ世の中は変わったかも、とにおわせています。

そう言えば、ハトヤマとかカンとかもインセイみたいなものでしたね。え、陰政?

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