中国を永久に黙らせる100問100答 / 渡部 昇一
![]() |
中国を永久に黙らせる100問100答 (WAC BUNKO)
渡部 昇一 ワック 2012-08-08 売り上げランキング : 18786 by G-Tools |
*
中国のよく主張している対日批判を100問あげ、それに反駁している本。
この前、韓国と北朝鮮のものを取り上げました。
今回の著者は『知的生活の方法』の渡部昇一先生。
p62 で「朝日新聞の考えていることの反対を考えておけば正解」と言っておられます。ハゲしく同感です。
*
台湾は中国から実行支配を受けたことはない。以前に「あそこは中国ではない」と言って賠償を拒んだという史実もある。
尖閣列島を支配したことも一度もない。
A級戦犯は講和条約以降は存在しえない。
東京裁判の判決は根拠がない。
マッカーサーは東京裁判後にアメリカの委員会で「日本が戦争に突入した目的は主として自存自衛のために余儀なくされたのだ」と発言している。
宗教を政治の争点にしないのは1648年のウェストファリア条約以降 世界の常識になっているが、どこかの国が「靖国問題は政治問題だ」と言ってうるさい。
大虐殺という発想はいかにもシナ的。
民営化された電力会社が大量の冷却水を必要とする火力発電所を乱立させたので、中国では深刻な水不足をきたしている。
日清戦争のとき、清国の宣戦布告書の中には「朝鮮は二百余年来、清国の属国であるから口を出すな」と書いてある。日本の方には「朝鮮を独立させろ」と書いてある。
日本が満州国建国をバックアップしたのはラストエンペラー溥儀が日本公使館に逃げ込んだのが発端。満州国の大臣はすべて満州人または清国人。
満州はもともと中国の領土ではない。台湾と同じく「化外の地」。なのに「中国の土地を奪って満州国を建てた」と言うのはおかしい。
中国共産党の教科書に「蘆溝橋事件を起こしたのはわが共産軍」と自慢げに書いてある。
日本軍は独立国に侵略したのではない。すでに戦争地になっていた(欧米列強が独立国と認めていなかった)中国以外は列強の植民地となったアジアの国々。それらはすべて戦争後独立をはたした。
*
と言うことで、朝日新聞的自虐史観に染まった人はすぐにこれを読んで安心するべきだと思います。
*
【関連記事】
###
関連記事
-
-
外から自宅のパソコンの電源を入れて使う本―ネットワークを経由して外からサクサクパソコン操作 / 大槻 有一郎
外から自宅のパソコンの電源を入れて使う本―ネットワークを経由して外からサクサクパ
-
-
笑劇―SFバカ本カタストロフィ集
笑劇―SFバカ本カタストロフィ集 (小学館文庫) 岬 兄悟 小学館 2006-
-
-
もっと知りたい韓国時代劇 史実とロマンス / 西牟田 希 康 熙奉
もっと知りたい韓国時代劇 史実とロマンス (じっぴコンパクト新書) 西牟田 希
-
-
中国帝王図 / 田中芳樹 狩野あざみ 井上祐美子 赤坂好美 皇なつき
中国帝王図 田中 芳樹 狩野 あざみ 井上 祐美子 赤坂 好美 皇 なつき 徳間
-
-
人間昆虫記 / 手塚 治虫
人間昆虫記 (秋田文庫―The best story by Osamu Tezu
-
-
戦国考証おもしろ史談 / 稲垣 史生
戦国考証おもしろ史談 (新人物文庫) 稲垣 史生 新人物往来社 2009-09
-
-
The万年筆 / 梅田晴夫
★★★☆☆(The筆年万と違うで) 1974年発売。現在絶版中で入手困難です。 私は
-
-
節約の王道 / 林 望
節約の王道(日経プレミアシリーズ) 林 望 日本経済新聞出版社 2009-1
-
-
「超一流」の構想術 / 中谷 彰宏
「超一流」の構想術 一流の常識を破る6「超一流」の構想術 中谷 彰宏
-
-
金曜日半休 / 世界一シビアな「社長力」養成講座
「世界一シビアな「社長力」養成講座」はダイレクト出版から会員制(月刊ビジネス選