みんなの意見はたいがい正しい
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そんな題名の本がありましたね。
集合知を扱った本です。
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でも、「みんな」の多くはサイレントマジョリティ。
ほんとうに意見を持っているのは、パレートの法則では2割の人ですね。
残り 8割は付和雷同しているだけ。
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「みんな」の最小単位はどれくらい?
「3人寄れば文殊の知恵」という、「みんなの意見はたいがい正しい」のミニマム版があるので、3人でしょうか。
でもパレートの法則では 5人は欲しいよね。5人だとどうなるか?
20%は 1人だから、残り 4人が付和雷同したら、出てきた「みんなの意見」はたった 1人の「個人の意見」ということになる。
もっと大勢の場合も、「みんなの意見」は少数の「うるさい人たちの意見」になることがある。
さて今度の選挙はどうなるか。うるさい 2割の人の思いどおりになるのでしょう。
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「みんなの意見はたいがい正しい」というのは真実ではなく、「みんなの意見はたいがい正しいことにしておくので、誰も文句言うな」という袋小路状態のことではないのでしょうか。
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