韓国人による沈韓論 / シンシアリー
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最終更新日:2016/10/20
読書
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★★★☆☆
『韓国人による恥韓論』の続編のようです。
韓国生まれの韓国人で韓国在住の歯科医のシンシアリー(ペンネーム)さんの著書。
セウォル号沈没事故を受けて、沈むという文字を使っています。
じっくり読むと吐き気を催すような気がしたのでとりあえずザクっと読んでみました。
p28 に書いてありますが、著者は東日本大震災の日に「デーハン・ミングック(大韓民国)」という快哉を町で何度も耳にし、 ネット上での歓喜の書き込みを見たそうです。
一部の過激な韓国人が日本の大災害を喜んでいたわけではなく、 国全体が祝賀ムードだったと曝露しています。
その後暗転。セウォル号沈没事故をはじめ、韓国に痛烈なバチが当たっているようです。
この本では冷徹な病理医がやるように韓国の病理を一つ一つ鮮明にしてくれています。
出てくる実例、数字などはほとんど日本では報道されない(報道しない自由によりブロック)ものですので、すごく衝撃を受けます。
たとえば、第二章の『韓国の「法」が、劣悪なお飾りに過ぎない理由』でも法的不能国家とバッサリ。
なぜなら憲法の上に「国民感情法」がある異常な国だからです。
補足
少し古い記事ですが、朝鮮日報 2013年11月08日で
成均館大学のキム・イルジュン教授(経済学科)は7日、韓国経済研究院の主催で開催された「企業活動に対する過剰犯罪化」に関する国際シンポジウムで「韓国は行政規制が非常に多く、これに対する処分も厳しいため、総人口に対する累計前科者の割合は2010年基準で22%に達する」と述べた。15歳以上の人口で計算すると26.5%が前科者になるという。
これは「過剰犯罪化」させるシステムを問題にしていますが、なにも自国だけ無理にそうする必要はない(というか自国に不利になる)ので、国際間取引の世界標準に合わせようと政府が設定したものに対して、教授が実情よりは「過剰」と感じて発表したのではないかと思います。
総人口の全部が企業と関係しているわけではないのに、「総人口に対する」割合を問題にしているのはちょっと変ですね。韓国の統計はほかの国とはだいぶ処理方法が違うことがあるので、なにか理由があるのかもしれません。
企業活動にしぼっているのでしょうが、22%が犯罪歴ありですか。もちろん無法な人ばかりではありませんが、日本よりははるかに多いなと思いますね。
ビジネスジャーナル 2016年2月24日の記事でもキム・ボヨン(韓国弁護士)さんが、こういう記事を書いています。
「韓国、国会議員選挙の候補者の4割が前科あり!殺人未遂で実刑、詐欺、横領」
なんと国会議員の候補者の4割が前科持ちだとか。先ほどの一般人の比率 22% より多いですね。
韓国では遵法精神の薄い人たちがより国会議員(支配者層)になりたがる傾向が強いのでしょうか。
こういう人たちが当選してしまうのであれば、ますます、法の力が弱められていくのでしょうね。
補足2
「総人口に対する累計前科者の割合は2010年基準で22%」って残り78%の人が清廉潔白なのにかわいそう、という見方もあります。
ただし、検挙率が 100%のはずはないので、残りの人が清廉潔白とは限りません。
シンシアリーさんによると、韓国の検挙率は5大犯罪(殺人・強盗・強姦・暴力・窃盗)に限っては70%を超えているそうですが、それ以外の微罪は事件として取り上げないことが多いとのことです。
最近は検挙率維持のために5大犯罪のうちの強姦も事件として取り上げなくなっているようで、特に外国人が被害者の場合はその傾向が強いとか。アメリカ政府は女性の韓国一人旅は危険であると勧告しています。
犯罪全体の検挙率が50%としても犯罪者は 44%以上ということになりますね。どうか企業活動にしぼっての話であってほしいです。
補足3
世の中には在日韓国人の方を嫌っている人は多いですが、本国ほどの犯罪率ではありません。
ある統計によると 0.3%程度。検挙率を考えても 1%あるかないかでしょう。
清廉潔白な人がはるかに多いと思います(竹田恒泰さんも日韓交流の宝になりうると期待しています)。
この2グループはきちんと分けて考えるべきです。
つまり人種の問題でなく、その国の社会体制の問題でしょう。
この本を韓国人による韓国人に対するヘイト本という人がいましたが、人種差別ではなく社会に対する批判の書です。
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