
世説新語 (新書漢文大系 21)
★★★☆☆
最近、Youtube で歴史ネタのチャンネルを観ることが多く、三国志時代から魏晋南北朝(五胡十六国含む)が特に面白いと思っています。
世説新語は 南北朝時代の南朝の宋の劉義慶が編纂したもので、後漢末から東晋までの著名人の逸話を集めた小説集です。
趙匡胤が建てて元に滅ぼされたあの宋ではなく、劉裕が晋(東晋)を滅ぼして建てた南朝の宋で、別名「劉宋」。倭の五王も大部分はここに入貢したのです。
劉義慶は劉裕の甥ですね。
逸話というのがミソで、正史などで語られるとっても大事な歴史的事件などはほとんど重視されていないようです。
なので結構ほのぼのとしたものが多いです。
この本はその『世説新語』からごく一部を抜粋して 140ページにまとめたもの。
魏が後漢から、晋が魏から、宋がその晋から禅譲されるわけですが、この時代も禅譲させられた前の皇族は皆殺しが常のようですね。
まあ、簒奪される前にたいてい皇族同士で殺し合ったりしているので、特に同情もおきませんが。
*
普通の歴史の授業では聞けないような人々の人間臭いエピソードがいろいろ載っています。
たいていは今の世の中とそんなに変わらない話で、場所も時代も違うのに人間の本質って案外変わらないものだなあと思ってしまいます。
###





