【万年筆】プラチナ万年筆 #3776ギャザード ブラック 細字
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最終更新日:2023/04/19
日記
1978年に発売され、いまもロングラン発売されているプラチナ万年筆 #3776 のうち特異な蛇腹ボディの「ギャザード」です。
芋虫みたいでキモチワルいと #3776ファミリーの中では人気のないモデルですが、オオクワガタを養殖している私だからか格別の愛着を感じます。
蛇腹はとっても握りやすいのですよ。
ボディは樹脂製で 見た目より軽いです(25.5g;キャップなしでは 17.2g)。
じつは発売後すぐに入手して愛用していました。もうかれこれ 40年は経っているかな。
細字だからかペン先はそんなにシナリません。
キャップは嵌合式なので、長年の使用でゆるくなってきています(元からかなりユルイほうでした)。胸に挿して取り出すときには本体のみがポケットに残り、あわや大惨事になるのでデスク上で使うことにしています。
上の写真は私の持っているものより後のモデルで、ペン先の背がフラットで、ペン芯も横溝の掘られたものですね。
初期型はペン先の背中が丸く、ペン芯は横溝はなく縦溝のみです。
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とは言っても、ここ10年以上はインクのカスレがひどいため使っていませんでした。
初期型なのでスリップシール機構がないためかと思っていましたが、使っているカートリッジインクが ぱっと見では かなり沈殿しているようでしたので、内部で詰まっているのでしょう。
インクが根本的な問題かも と思い、適合するコンバーターを入手して他社のインクを使ってみることに。
ニブのついた首軸を中性洗剤で漬け洗いしてから、コンバーターをつけて シェーファーのブルーブラックインクを吸入してやると、あらなんということでしょう、スラスラとしたいい書き味。
ペンポイントは適度にすり減っているために プラチナらしさのあの「ひっかかり」は感じられず、(日本メーカーの細字なので)想定よりかなり細い字がカスレなく現れます。
蘇りました。
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プラチナのインクって、セーラーやパイロットに比べ詰まりやすい気がします。
たぶんブルーブラックを使っていたと思いますが、プラチナのブルーブラックインクは国産唯一の没食子インク(古典インク)なのです。
沈殿していたのは高い粘性のためというよりはたぶん没食子インクの経年変化によるものでしょう。
まあ、細字の万年筆には粘度の低いインクのほうがやはり無難でしょうね。
*
しかし、このギャザードは中古市場で今でも 14000円くらいで買えたりするんですね(昔も 10000円くらいしたと思います)。
*
この初期型を扱っているショップがあるようです(当然中古品)。
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