*

伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術 / カーティス・フェイス

公開日: : マネー, 読書

伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術 伝説のトレーダー集団 タートル流投資の魔術

カーティス・フェイス 飯尾博信+常盤洋二

徳間書店 2007-10-17

売り上げランキング : 7156

Amazonで詳しく見る

by G-Tools

★★★☆☆(もう少し具体的に)

伝説のトレーダー集団「タートルズ」はカリスマ・トレーダー、リチャード・デニスと同僚のウィリアム・エックハートの賭けによって作られたプロジェクトメンバーたち。覆面した緑のカメたちとは無関係です。

メンバーは玉成混淆で、わざと素人も混ぜて作られました。

そして、デニスの伝授する方法を正確に実行できたメンバーは大成功を収め、デニスの「シンガポールの亀牧場みたいにトレーダーを育ててみる」試みは成功します。

それが 30年ほど前の話。

これは 2007年にタートルズの中で最も優秀な成績を収めたフェイスが、それまで秘されていた詳細を書物にまとめたもの。

フェイスは 200万ドルの運用を任され 4年で3000万ドル以上を稼ぎ出したといいます。

デニスの指示したのはドンチアン・チャネルとよばれるチャネル・ブレイクアウトの手法。

チャネル・ブレイクアウトは勝率は低いが、長いトレンドに乗っかれば莫大な成果が得られることが多いシステムですが、なかなか勝てないので普通の人は心理的に続けることができません。

デニスのいうような資金管理をしながら感情を排してトレードする、いわゆるシステムトレーダーに徹することができないとダメなのです。

出た年に買って読んだのですが、ドンチアン騒ぎ(?)以外記憶に残っていませんでした。

が、大切なのは資金管理法のほうでした。変動(リスク)の大きさにあわせて資金を分割するという方法。

要は一つのシステムに精通し、破産しないような資金管理をしながら、感情を交えずに行えば誰でも成功できるということを示しています。

チャネル・ブレイクアウトはトレンドがない相場ではさすがに勝てないので、相場に合わせたトレードシステムを探して検証して実施する必要がありますけどね。

  • 相場に合ったトレードシステム
  • 厳格な資金管理

が必要最小条件なんですね。

そして十分条件でもあったりするようです。

###

関連記事

限界集落株式会社 / 黒野伸一

限界集落株式会社 (小学館文庫) 黒野 伸一 小学館 2013-10-08 売り

記事を読む

増補 決定版 日本史 / 渡部昇一(3)

★★★☆☆ 「増補 決定版 日本史 / 渡部昇一(2)」の続きです。 源平合戦のとこ

記事を読む

MetaTrader4 自前インディケーター作成 /準備編

MetaTrader4 は自分でプログラムすれば、インディケーターや EA を作ることができます

記事を読む

魔天忍法帖 新版 / 山田風太郎

魔天忍法帖 新版 (徳間文庫) 山田 風太郎 徳間書店 2002-11 売り上

記事を読む

FX最強チャート GMMAの真実 / 陳 満咲杜 (2)

FX最強チャート GMMAの真実 陳 満咲杜 扶桑社 2012-06-29

記事を読む

すべての中に君を見ている / MASAYA

すべての中に君を見ている~Piano&Strings quartet i

記事を読む

記憶を確実なものにしてくれる IT ツールを一挙に紹介してくれる本

仕事脳を強化する記憶HACKS(ハック) ~ITツールを駆使して”第2の脳”

記事を読む

お金で苦労する人 しない人 / 中谷 彰宏

お金で苦労する人 しない人―金銭感覚の達人 お金で苦労する人 しない人―金銭感

記事を読む

経済で読み解く大東亜戦争 / 上念 司

経済で読み解く大東亜戦争 上念 司 ベストセラーズ 2015-01-24 売り上

記事を読む

【FX】XM で極口座を開いてみる

海外の FX業者でナノスプレッド口座を開いている私ですが、ついにあの有名な(?)XM でもスプレッド

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

だいじょうぶか? Windows11

先日、院内の遠隔用読影端末の1つを Windows10 から Wind

コンタクトレンズ到着

昨日朝に注文していたハードコンタクトレンズが郵送されました。 早

2025-7-20 参院選

本日の参院選の結果です。 23:40 現在、開票が進行中で、

サンガリア つぶつぶオレンジ 500mlペットボトル24本

サンガリア つぶつぶオレンジ

一風堂白丸ラーメン

グルメ大賞 1位常連 一風堂

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑