「アベノミクス亡国論」のウソ 投資シミュレーションで読み解く「復活」の根拠 / 上念司
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読書
「アベノミクス亡国論」のウソ 投資シミュレーションで読み解く「復活」の根拠 (知的発見! BOOKS 016) 上念司 イースト・プレス 2013-05-17 売り上げランキング : 301571 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★★☆(貫壁)
上念司さんの本。
「アベノミクス亡国論」に対しての徹底的な反論を展開しています。
アベノミクス亡国論者の主張を実行するとかえってアベノミクスを助け、デフレから脱却してしまうことを指摘しています。
CDS や FX、CFD を使った国家破産への対抗策が書いてありますが、究極の対策は貨幣経済が崩壊しても大丈夫な農家になることと書いてあるのが笑えます。
白洲次郎さんも敗戦前にはそうしたそうです。
まあ、デフレを脱却できないのは日銀(当時の総裁は白川方明)のせいという結論はほかの本と同じ。
白洲次郎先生
連合国軍占領下の日本政府で、吉田茂首相の側近として連合国軍最高司令官総司令部と渡り合った人物で、吉田政権崩壊後は実業家として東北電力の会長を務めるなど多くの企業の役員を歴任した人です。
私は以前インターネットの性格占いで「どの偉人の生まれ変わりか」というもので南方熊楠先生を狙って回答していたら、白洲次郎先生になってしまいました。
それにしても、「白洲」から3本毛を抜いて、さらに3本毛を抜くと、あらら「白川」になってしまうのでした。
なにを意味しているのでしょうか。
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