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コピーコントロールCD(CCCD)について

公開日: : 最終更新日:2019/04/29 パソコン

昨日の記事「アンセム / 寺井尚子」で コピーコントロールCDCCCD) について述べましたが、補足します。

最近の CD ではほとんど採用されておらず死滅したものと思っていいのですが、中古CD(エイベックスのものに多い)では結構見かけます。

パソコン用のドライブでデータを抜き取ることを阻止する技術です。もちろん複製を阻止するためですね。

CCCD は単一の技術ではなく、数種類存在します。

まず、CCCD とは関係なく、オーディオ CD の原理について解説します。

以下は私の理解ですが、じつはいくつかの要素を省略しており、実際はもっと複雑です。

音楽CD(オーディオCD)について

音楽CDオーディオCD)は CD-DA という規格で書き込まれたコンパクトディスクを指します。

オーディオ CD に限らず CD は読み取りエラーが多いです。毎秒数回と書いてある解説書もあります。読み取りエラ-を検知したら CDドライブは何回かリトライして正確なデータを読み出そうとします。

オーディオ CD でない データ CD(ほぼパソコン用)ですと書いてある内容が純粋なデータでなくプログラムのときもあり、そのため 1ビット違えば CPU が暴走する可能性もありますので、何度か正確に読み出せるまでリトライして一定回数行っても不可能なときはエラーとして読み取りを中止します。

これに対してオーディオCD は時間制約のためにリトライを何度もすることはできない(バッファメモリを使ってリトライ回数を増やすことは可能)ので、直前などのデータを使って推定した値を読み取りデータに適用する(推定値で読み取ったことにする)ことができます。この場合のデータは音楽データであるためにほぼ連続量であり、プログラムではないため 1ビットくらい違っても暴走はしないためこれで十分と考えられています。

つまり、

データCDは

  • 正確な読み取りしかできない(推定はしない)
  • リトライ回数を多くできる
  • 全く読めないときはエラーとして読み取り中止

オーディオCD(音楽CD)は

  • 迅速さをなにより重視(リトライ回数は少ない)
  • 読めなくても不正確なデータでごまかせる

ということです。

ほかにもいろんな CD の規格がありますが、この.2つの違いを理解すれば十分です。

コピーコントロール CD(CCCD)について

コピーコントロール CDはこの2つの特性の差を利用しているのです。

CD を作るときにわざと補正用データを改竄しておくことで、データの中に矛盾した部分を作ります

音楽CD(民生用CDプレーヤーを使用)として読み出したときは不正確な推定データをあてはめた補正出力ができますが、データCD(パソコン用のCDドライブを使用)ではエラーが出て読み取りを中止してしまうのです。

これでパソコンに音楽データを取り込む(リッピング)ことができなくなりますが、音楽CD プレーヤーでは音楽は聴けるわけです。

問題点は、

  1. 音楽CD プレーヤーが壊れやすくなる
  2. 間違ったデータを再生しているので音が悪いはず

音楽CD プレーヤーは何度かリトライを強いられるためにモーターやレンズピックアップに甚大な負荷(加速と減速)がかかります。そのため故障の原因になり、実際に報告例が多数ありました。実際に CCCDを再生してみると、普通の CD に比べて動作音が大きくなり、しかも頻繁に変化します。

コピーコントロールCD は音が悪いという意見は製作者側からも出ており、そのため CCCD は現在は使われない技術となっています。音楽データ部分ではなく、補正用の部分のみ間違っていれば必ずしも音が悪くなるはずはないと私は思いますが、そうでない場合もあるのでしょう。

そう言えばパソコン用CDドライブでも CD-DA モードをサポートして、不正確ながらもリッピングできるようにしたものもありましたっけ。

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