「民」食った最悪の輩
「民」食う人びと
「民」食う人びと―新・日本官僚白書 佐高 信 by G-Tools |
言い忘れました。
この本ではなく、別の本での話ですが、官僚をここまで腐らせたのは田中角栄だという話です。
それまで何とか予算の枠を守ろうと苦心していた官僚に、蔵相時代の角栄が「予算なんか気にするな。足りなきゃ来年もっともらえばいいのだ」という悪ヂエをつけたらしいのです。
それが、自ら稼ぐ能がないという官僚のコンプレックスを開き直りに変えたというわけです。
このオッサンの一言が今の1000兆円に及ぶ日本の赤字を作った原因だとすれば、恐ろしいことです。
一人の大臣が権力の中心地で言った、たった一言が一国を滅ぼすのですから。
せめての腹いせに、角栄というとカックエイ(カッコイイ)に聞こえるといけないので、田中角悪(カッコワル~)に表記を変えたらどうかと思います。
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