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理系バカと文系バカ / 竹内薫

公開日: : 最終更新日:2022/03/02 読書

★★★☆☆

この本では「理系バカ」「文系バカ」の事例を具体的に紹介しています。

私の場合はどちらもいくつかあてはまるのですが、やや理系よりです。

楽しく読めてなんとなくためになる(?)本です。

日本で理系と文系が分けられたのは明治時代だそうです。

明治政府は国を近代化するために科学を重視したわけですが、理系は実験が必要なために教育費が多くかかるので、理系の人材を峻別したのが始まりのようです。

ちょっと前のチャイナも胡錦濤温家宝のツートップは理系だそうです(今のアノ人は「小学生」というあだ名で、理系か文系かわからないですけど)。

ただし、現状の日本社会は文系に偏りすぎと警告しています。

もっと理系の人材を増やすべきなのですが、学校ではどんどん物理や地学を教える教師が減っているとか。

学校がだめなら、TVなどでセンスオブワンダーを感じさせる番組をドンドン流せばいいと思います。

現在の日本のTV番組もほとんどが文系の視聴者を対象にしたもので、NHK くらいしかまともな理系番組を作れない(でも数は少ない)のは問題ですね。

今の NHK はすぐに解体して、ニュース、サイエンス、教育部門の3つのチャンネルに再編すればいいと思います。

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