フレッチャー・マンソンの等ラウドネス曲線
公開日:
:
最終更新日:2022/03/26
音楽
フレッチャー・マンソンの等ラウドネス曲線というのがあります。
上のがそれです。
人間の耳って 20Hz-20000Hz の音が聞こえるといいますが、周波数によって感度が全然違います。
フレッチャー・マンソンの等ラウドネス曲線を見ると、3KHz(3000Hz) の音が最も大きく聞こえ(音圧レベルが低くても他の周波数の音と同程度の音量と認識する)、それ以外の音は聞こえにくいのです。
以前の記事「外耳道の長さ」でも書きましたが、私は「外耳道で共鳴するのが 3KHz なので大きく聞こえるのではないか」と思っています。
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3KHz が最も感度がよいもう一つの原因(結果かも)と思っているのは、女性の悲鳴がそれくらいだから。
悲鳴を上げている女性(たぶん若い)に対して対処(救助)できる集団が子孫を多数残せることができたでしょうから、進化論の自然選択の原理により 3KHz がよく聞こえる特質を持った人が増えたという仮説ですね、
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歌を使って異性を呼び寄せる動物には、昆虫、鳥、蛙、狼などさまざまなものがあります。
天敵に気づかれる可能性を高めてまで、「命より生殖」を重視しているのです。
子孫を残せないと自分の代で終わりですからね。
ただ、歌で呼び寄せられた異性が自分の好みと合うとは限りません。好みでなくても生殖はできるでしょうが。
ヒトでも歌手という存在は異性を引きつけるために歌を使えます。
中世では吟遊詩人というのが職業としてありました(職業なのかシュミなのか少しわかりにくい人もいたでしょうが)。
男性の場合、本人が意識しているかどうかは不明ですが、「女性をゲットしたい」という欲望、もう少し正確に言うと「たくさんの女性と〇〇したい」という本能が強い人の天職が歌手といえるのではないでしょうか。
特定の一人の女性をゲットするには手紙や和歌、電話、メールなどで十分ですが、公の場所で不特定複数の女性に呼びかけるのには歌が一番効果的なのです。
実際にモテたいから(儲からないけど)音楽やっているという人は結構いるようですし。
売れてきてほかの女性にチヤホヤされると、売れなかった時代に支えてくれた糟糠の妻をさっさと捨てたりするのは「たくさんの女性と〇〇したい」という本能を抑えきれなかったということかもしれません(ミス○ルの桜○とか)。
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コンサートで男性歌手に向かって女性客が悲鳴のような嬌声を上げているのは 男性歌手の本能を刺激するのに効果があることを本能的に知っているためかもしれません。
そのうち誰か「君の瞳は1万ボルト」ではなく「君の悲鳴は3千ヘルツ」という歌を作って歌わないかな。
以上、根拠のない駄文でした(「諸説あります」ってやつです)。
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