Pioneer LD プレーヤー(レーザーディスクプレーヤー) CLD-Z1
公開日:
:
最終更新日:2022/08/10
オーディオ
単なる思い出話です。
昔、Pioneer の レーザーディスクプレーヤー CLD-Z1 を持っていました。
レーザーディスクという巨大な円盤(直径30cm)上のデータをレーザーで読み取る機械ですが、レーザーディスクの映像データはアナログエンコードされているという中途半端な仕様。
音声は最初はアナログでしたが、後にデジタル化され、CD相当のデジタルフォーマットで収納されるようになりました。
そのため LDプレーヤーもこの CD相当のデジタル音声のみを読み取る機能をプラスするようになりました。
そして販売戦略上、音楽CD という小さいメディア(直径12cm)にも対応するようになりました。
これが CD もかけられるコンパチ機と呼ばれるもので、私は この CLD-Z1 で CD を聴いていたことがありました。
*
なんでこれを買ったかというと、昔、長岡鉄男先生が「レーザーディスクプレーヤーで CD を聴くと音がいい」とおっしゃったからです。
確かにおっしゃっていました。
だから私はこれを買ったのです(中古でだけど)。
でもメカ自体の動作音がうるさすぎてちっともいい音に聴こえませんでした。^^
*
しかし、昔の雑誌を読んでいてアレレ~
1996年に出たパイオニアLDプレーヤー LD-S9 について先生が書かれた記事が。
「(前略)少なくとも僕はコンパチでCDを聴いたことがない(後略)」だって。
このプレーヤーは CD のかけられない、いわゆる LD専用機でしたけどね。
言っていることがおかしい。
あれだけコンパチ機を推していた人が自分では「聴いたことがない」なんてね。
*
まあ、2000年以降は DVDビデオに押されて レーザーディスク自体がほぼ姿を消した(2002年にパイオニアはプレーヤー製造を打ち切り)ので LD-S9のような高級機(当時 180000円)を買った人はがっかりしたでしょうね。
コンパチ機を買った人は CD も聴けるので、失望の程度はちょっと軽かったでしょうけど。
###
関連記事
-
-
SHARP 1ビットデジタルシステム SD-GX1(2) 意外といい付属スピーカー
「SHARP 1ビットデジタルシステム SD-GX1」で書いた SD-GX1 ですが、本体は倉庫
-
-
オーディオヒエラルキー
古い雑誌の記事である評論家が、オーディオにお金をつぎこんで、機器をどんどんグレードアップしていくさま
-
-
グラフィックイコライザーについて
昔、Victor のグラフィックイコライザー SEA-70 というものを持っていました(上の
-
-
ESYNiC 192kHz DAC
ESYNiC 192kHz DAC デジタル アナログ変換器 デジタル(光/同軸)ア
-
-
FX-Audio製 FX-98E 注文
昨日、「5のつく日セール」で 10%オフということで、ノースフラットジャパン製 FX-98E
-
-
【オーディオ】 W4-2142 フルレンジスピーカーはすごいよ
以前の記事「W4-2142 到着&装着」で紹介した台湾 Tangband のフルレンジユニッ
-
-
森の音を聞けえ! / 木製ワイヤレススピーカー「YG-FA30HV」
森の音が聞こえる不思議なハコ 「森の声」とすると、モリミツコさんが語りかけてくるようで怖いので
-
-
オーディオはもっと小規模でいい
オーディオという趣味は、音楽を録音して再生するものです。 再生ばかりに目が行きますが、実は録音
-
-
FX-AUDIO PGN2(USBノイズフィルター機構付きUSBスタビライザー)
昨日いっしょに購入した USBノイズフィルター機構付きUSBスタビライザー PGN2 が本日