蔵書の苦しみ / 岡崎武志
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読書
★★★☆☆(好きな人にはたまらない)
著者はライターで、古本に関する著書も多いようです。
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以前、本の重みで床が抜けた話を書きましたが、この本の第一章がその話でして、串田孫一、井上ひさし、米沢嘉博の3人が紹介されています。
井上ひさしは 13万冊の蔵書があったそうですが、本を買って来て床に置いたところそれがトドメの一撃で 床が一気に落ちたのを眼の前で目撃したという体験を書いていたとか。
著者も 2万冊を超える蔵書の持ち主だそうで、自宅でも床がそろそろ抜けそうな音(ギシギシ)を聞いてからは 時々まとめて古本屋に引き取ってもらうそうです。
ただ、売ってもすぐに新たに買ってしまうので一向に減らないとか。なんか、ハードディスクがいっぱいになっては必死にデータを他に移してもまたすぐにいっぱいになってしまう人々にも共通する話ですね。
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第二章以降は著者が悟った蔵書の理想などを書いていますが、共感できる部分よりできない部分のほうが多かったりします。
本を結構持っているほうの私でもそうなので、普通の人にはさらに理解できないと思います。
彦麻呂がマズいものを食べたときに発する言葉「あー、これは好きな人にはたまらない味だ」をもじって、「あー、これは好きな人にはたまらない本だ」と言っておきます。
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