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本当は謎がない「幕末維新史」 幕府再生はなぜ失敗したのか? / 八幡和郎

公開日: : 読書


★★★☆☆(面白い)

八幡和郎先生の本。

いろんな人がいろんなことを言っている幕末~維新の時代。

司馬遼太郎の小説が間違った方向に日本国民を導いたのを、この本が適切に修正してくれます。

龍馬、晋作、西郷、慶喜、小栗、海舟、三条、岩倉らの動きを丁寧に開設してくれており、いくつかの疑問が氷解しました。

幕府は将軍はどうしようもないバカですし、それを補佐する老中はもっとバカ。お金もないし、経済を立て直すこともできず、滅びるべく滅んだのがよくわかります。

情報の遅れから会津に加担してしまった東北連合。

中立は敵とみなされる愚策であることをわかっていなかった長岡藩。

結果的に取るに足らない新選組。

このようなグチャグチャな情勢のなか、よく明治維新がなされたものだとやはり不思議に思います。

そして資源のない国が外貨を絹糸で得て、国力をつけて欧米列強に並ぶほどの実力をつけたのですから、奇跡、奇跡、奇跡の大盤振舞。

追い詰められた人間(日本人)ってすごいと思わせてくれる本でした。

令和維新、起きませんかねえ。

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