恨(ハン)の法廷 / 井沢 元彦
恨(ハン)の法廷
恨(ハン)の法廷 (徳間文庫) 井沢 元彦 by G-Tools |
SF小説です。
日本人と韓国人が大量に死ぬ交通事故が起きたのが発端。
死後の法廷で日韓問題が論じられます。
そこでの出演メンバーが、朝鮮民族の祖・檀君、ハングルの生みの親・世宗大王、聖徳太子、親鸞、道元、上杉鷹山などなど。
裁判長は天帝。
そして最後に日韓問題の基礎を作った真犯人と思われる中国人・・・
この本は韓国人の不当な日本差別をたしなめるのが目的で書かれたのでしょう。
儒教を徹底的に消化しようとした韓国と士農工商(武農工商)のため儒教を全面的に取り入れられなかった日本という点が両国の国民性の違いを決定づけているというのが井沢さんの主張。
韓国人(朝鮮人)の日本人に対する恨みと差別がどれだけ強いか。
中国には侵略されても恨みに思わないのに日本人だとなぜ許せないか。
またこの恨みを執拗に何百年と持ち続けるのはなぜか。
これらの疑問がうっすらと解けたような気がします。
かなり独断的なところもありますが、なかなか啓蒙的な本だと思います。
この本を真に受けていろいろまずいことになっても、まあ小説だからね、と逃げられるところがずるいような気もしますが。
まだ韓流ブームが続いており、うちのカミサンも遅まきながらはまっているようです。
男優たちにのぼせ上がっているオバサンたちに是非読んでもらいたいです。
特に男尊女卑の問題や間違いをすべて他人のせいにする韓国人男性のくだりを。
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