浦島太郎の真相―恐ろしい八つの昔話
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鯨 統一郎 光文社 2010-02-09 売り上げランキング : 218425 |
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怪人 鯨統一郎の推理小説。
日本の昔話を題材にした8つの短編で成り立っているシリーズもの。
主人公は名探偵役の桜川東子と3人のオッサンとバーのマスター。
それぞれの話は前半のほとんどが4人のオッサンが子供の頃の TVだとかの「個人の昔話」をべらべらしゃべるというもので、後半は無理矢理殺人事件の謎解きに入り、東子の推理が語られます。
そしてその推理は「日本の昔話=おとぎ話」にかこつけて・・・という、まあ無理矢理な構成をとっています。
おとぎ話の新解釈も語られるのですが、そこが一番おもしろいところです。
さるかに合戦のカニは実はとっても悪どい、とか 舌切り雀のおばあさんは閻魔様だったとか。
ムチャな解釈が多いですが、そこはご愛敬。
前半の個人の昔話は私にとっては懐かしいものが多く、鯨さんって(正体不明)いったいいくつなのか、気になります。
同年代ですかね。
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