非クラウド型遠隔画像診断のクラウド化
公開日:
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最終更新日:2014/05/23
パソコン, 画像診断 遠隔画像診断システム
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全く違うものだと思っておられる方も多いでしょうが、じつは非クラウド型とクラウド型ってのはそんなに違いがありません。
読影端末上の Windows 上の読影環境も、仮想サーバー上の Windows 上の読影環境も ほぼ同じです(OS が多少違いますが)。
つまり、現在非クラウド型のシステムをクラウド型に移行するのはそんなに難しくありません。
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サーバー側に Citrix Xen Server を使うのは速度だけの問題ではありません。
これなら端末上のハードウェア構成まで含めて簡単に仮想化できるからです。
もちろん通常の仮想化のメリットとして1台のサーバーで複数の仮想環境を作り出せますので、複数の読影医がそれぞれ独自の設定で同時に読影することができるというおまけまでつきます。
しかもその仮想環境を他のサーバーにそのまま移すことができるので、障害対策も完璧。場合によっては安いデータセンターに乗り換えていくこともそんなに困難なことではありません。
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非クラウド型のシステムをクラウド型にするのは理論上そんなに難しくありません。
じゃあ、なぜしないか?
それは儲からないからではないでしょうか。
読影医の数だけソフトウェアが売れなくなるでしょ。
要するにビジネスモデルが根っこ付近から変わってしまうわけです。
あくまで想像ですけどね。
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クラウド型にすれば読影端末まで巨大な画像ファイルを転送しなくてすむので、インターネット全体のトラフィックにも迷惑をかけなくてすむのですが。
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