京大生気質
*
私が京大医学部に入学したのが1978年。
決してハイカラとは言えない京都の街でも、京大生は特にダサい格好をしているのですぐにわかりました。
でも上べをとりつくろうという価値観がなかっただけです。
人間は中身が重要である、という信念のようなものが共通認識としてあったと思います。
*
当時の基礎医学のS教授などは、白いワイシャツと替えズボンという毎日同じ出で立ちで、おしりに 手ぬぐい を短冊のようにぶら下げて、重たそうな(たぶん鉄製)自転車で構内を移動しておられました。
普通の人が見たら 用務員さんにしか見えないでしょう。
*
我々学生の格好もひどいもので、毎日同じような出で立ちは当たり前。
夏は素足にサンダルが普通。
私は下宿でしたが、冬にセーター(3-4枚)をローテーションしていったら、
「毎日違った格好しとる」
と変な目で見られたこともありました。
*
今でも私の格好はごくダサいものです。
スーツを着るのは多くても年に2回。
ネクタイの締め方はすぐ忘れるし。
そのかわり毎朝シャワーを浴びて下着は毎日換えますし、Yシャツやスラックスは似たようなものを複数買っておき、ローテートします。
着るものを選ぶ時間などそもそも無駄ですので、システム化しているのです。
今でも同窓会に行くとみんなダサい格好で来ますね。外科系の連中などはスーツがびしっと決まっていたりしますが。
*
ということですので、我々は人間を見た目や地位で判断しません。
中身を見ようとします。
はったりも嫌いですし、はったりを言う人間を いたく軽蔑しますので、あしからず。
###
関連記事
-
PS VITA 激安 1円 キャンペーン
フレッツ光新規加入でSONY PS VITA+好きなソフ
-
フォルクスワーゲンのゆくえ
以前の記事「フォルクスワーゲン排ガス不正」で書きましたが、フォルクスワーゲンが排ガス規制をクリア
-
中国:大気汚染で120万人死亡
白髪三千丈ではないでしょうが、2010年の大気汚染の中国国内での死者が123万人を超えていたと中
-
チルダ、間違っているだ
チルダとは「~」のこと。 半角で、 アルファベットなどの外来文字の上につける 単独
-
仕事とは仕方ないこと? 仕えること?
* 「仕事」と言うとどんなイメージ? 金のためにやらざるを得ないだけのおもしろくないこと?
-
地震予報機能のついたルーター
緊急地震速報システム 現在の独立した地震予測システム(緊急地震速報システム)は高いですよね。
- PREV
- ものを考える人考えない人―新・知的生活の方法 / 渡部 昇一
- NEXT
- Quad 11L2 落札