*

ビジネス・ウエポン 生き残りたいサラリーマンのための発想術 / 大前 研一

公開日: : 最終更新日:2014/04/10 読書 ,

ビジネス・ウエポン 生き残りたいサラリーマンのための発想術 ビジネス・ウエポン 生き残りたいサラリーマンのための発想術
大前 研一

小学館 2002-12-01
売り上げランキング : 480887

Amazonで詳しく見る by G-Tools

2002年発売と古いのですが、内容は事例を除くと あまり古くなっていません。

ビジネスウェポンとは「論理力」と「創造力」(想像力ではありません)だそう。

この2つでイノベーションを起こせる。

さらに「IT」と「英語力」がつくと世界中のどこに行っても食っていけるとのこと。

問題解決法の第一歩は、まず問題を定義すること。

これがわかれば半分わかったようなもの。

今までの日本の社会は、受けてきた教育上の制約から、答えのあるものの問題しか扱えない人しか生み出していない、と。

だから答えのわかっていない問題はすべてお手上げ、先送りになってしまう。

これは会社も官僚も政治家も同じ。

問題の定義はデータの収集、分析、仮説検証の繰り返しで行う。つまり、論理力がものをいう。

ただ、問題の解決過程では論理力は無力で、こんどは直感や想像力(創造力ではありません)が必要となる。

文部省のいう IT教育についても述べられていて、日本人の教師に IT を教えさせるのは

自分が育つ過程で身につけてこなかったものをいきなり他人に教えるのは冒瀆

とぶったぎり、

アメリカの先生に日本映画を1本見せて、さあ、日本語を自分の生徒に教えてごらん

と言うようなもの、とたとえています。

英語も日本人教師が教えようとするのがそもそも間違いの始まりとし、

海外に勤務している人の子女が現地の学校に行っている間に、ネイティブと変わらない英語ができるようになる

ことから、日本の学校における教え方が悪いだけのこと、と切り捨てています。

以上は他の著書にも載っているので、ワタシには目新しくありませんが、大前さんの本を読んだことのない人(特に大学生)には目を通しておくといいと思います。

ブックオフで 105円で売っているでしょうし。

【関連記事】

###

関連記事

ノート術の研究

最近、タスク管理はバレットジャーナルというメソッドでやっているのですが、知識の管理についてはバレット

記事を読む

トンデモ怪書録物―僕はこんな奇妙な本を読んできた / 唐沢 俊一 唐沢 なをき

トンデモ怪書録―僕はこんな奇妙な本を読んできた (光文社文庫) 唐沢 俊一 唐

記事を読む

変見自在 マッカーサーは慰安婦がお好き (新潮文庫) / 高山正之 (2)

変見自在 マッカーサーは慰安婦がお好き (新潮文庫) posted with

記事を読む

Blow up! / 細野 不二彦

Blow up! (小学館文庫) 細野 不二彦 小学館 2001-06 売

記事を読む

もう一度「捨てる!」技術―「メンテナンス!」の方法 / 辰巳 渚

もう一度「捨てる!」技術―「メンテナンス!」の方法 (宝島社新書) 辰巳 渚

記事を読む

バレットジャーナル 人生を変えるノート術 / ライダー・キャロル

★★★★☆ 今月からちょっと始めてみたバレットジャーナルの考案者の手になる解説本です。

記事を読む

海外で遠隔画像診断

大資産家になるためのアジア副業マニュアル100万円から実現できる人生改革 (PH

記事を読む

金持ちになるための濃ゆい理論 / 上念 司 (1)

★★★☆☆ 上念司の新刊。 いつもフォローしているので、以前聞いたことが大半で

記事を読む

コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス) / 旦部幸博

コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス) 旦部 幸博

記事を読む

なぜド素人経営者の焼肉屋は繁盛したのか? / たむらけんじ

なぜド素人経営者の焼肉屋は繁盛したのか? (ワニブックスPLUS新書) たむらけ

記事を読む

整備済み品東芝製ハードディスク届きました

整備済み品東芝製ハードディスク届きましたが、プチプチ封筒に素(す)で

HFM 口座開設成功

HFM (旧 HotForex)という業者に口座を開くことに成功しまし

みんなで大破さん

「みんなで大家さん」というあやしいスキームが問題になっています。 不

整備済み品東芝製 500GB ハードディスク(2.5インチ 内蔵型)

東芝 の HDD MQ01ABF050 です。2.5インチの 50

【FX】AXI Select は一番実入りのいい副業かも

AXI Select とは AXI という海外FX業者がみずから行って

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑