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パロチン

  御用と強欲

 「御用学者の出身は東大で、強欲学者の出身はたいてい阪大」と言われていますね。

 阪大のくだりは「白い巨塔」の影響でしょうか。

 「たかじんのそこまで言って委員会」でも、現在のメタボリックシンドロームで無茶苦茶な基準を決めたのは、製薬会社から6億円もらっている阪大教授と言っておりました。

幻の薬 パロチン

 東大にも御用学者以外に強欲学者というのはおりまして、有名なのは緒方知三郎(故人)という東大医学部教授。

 緒方洪庵の孫という毛並みの良さを利用してパロチンという唾液腺ホルモン(実在しない幻の物質)を作り出し(捏造だったのか妄想だったのかは不明)、帝国臓器という製薬会社がそれを商品化して、強力タッグで売り回っておりました。


 もちろん、「唾液腺にホルモンはない」というのが世界の常識です。

 存在しない物質に薬効があると厚生省が認めているわけで、日本での薬の認可というものがいかなるものかをよく教えてくれます。

 

 架空のものでも書類が完備していれば認可する。

 一度認可したものを取り消したら、認可が間違っていたことになり、取り消せない、といういつもの流れでしょう。


 パロチンは帝国臓器がなくなった後も武田製薬が販売しているようです。

 武田製薬はこの前効かない薬「ダーゼン」を販売中止にした製薬会社です。

 ダーゼンは一応実在する酵素(セラチオペプチダーゼ)をもとにしていますが、薬効がなかったのです。

 パロチンをなぜまだ売っているのでしょうか。

 なんか順番が逆なような。

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