月別アーカイブ: 9月 2026

Claude で note を書く実験(3)

前回「Claude で note を書く実験」、「Claude で note を書く実験(2)」の続きです。

今回は別のパソコンの Claude(デスクトップアプリ) に note を書かせたプロンプトを導入しようとした件。おもしろいことが起こりました。

Gemini や chatGPT はブラウザベースで運用しているので、別のパソコンにて作業するときも前回どのパソコンで作業したとしても 普通に以前の状態から作業が続けられます。

しかし、 Claude は デスクトップアプリ版なので、別のパソコンに入れた場合は認証が必要になったり、履歴が別々になったりします。

履歴が別になるのは管理上メリットもあるのでいいのですが、以前スキル化した「note を書かせるプロンプト」が別のパソコンの Claude では使えません。

別のパソコンにも入れようと、Claude にプロンプトを渡してみると「プロンプトの中で相手の心の弱さをえぐり出し、有料記事に誘導しようとするのは道義に反する」みたいなことを言ってやってくれませんでした

元のパソコンではそんなことは一言も言わなかったのに。

うーん、どうしよ。

いつもは LLM は Sonnet5 を使っているのですが、下位モデルの Haiku にしてみます

新しいチャットを開いてプロンプトを渡してみると、書いてくれました。スキルにもしてくれました。

有能だけどおカタすぎる秘書がだめなら、もっと若くてパッパラパーな秘書のほうがノリがよくて使い勝手がよかったという話です。

で、書いてもらったのが下のエッセイ。ちょっと薄味かも?


土台なき者の鑑賞学

〜Etsyの画集から始まる、小さな美学史〜


【導入】

あなたが、深夜、スマホの画面を指でなぞるとき。

Etsyでダウンロード購入した2000円の画集フォルダを開くとき。

心の奥底で、こう呟いていないだろうか。

「本当は、こんなんじゃダメなんだ」

「本物の芸術を愛する人間は、もっと違う道を歩んでいるはずだ」

「自分は、綺麗だと感じるだけの、浅い人間なんじゃないか」

その声が、どれだけ誠実で、どれだけ正直で、そしてどれだけであるかを、今日はあなたに伝えたい。

あなたが「勉強していない」のではなく、あなたは、すでに最も本質的な美学の道を歩んでいる。

ただ、その事実に、気づいていないだけなのだ。


【本論】

第一章 「本物のアート」という世間体の嘘

美術館で本物を見なければ、本気ではない。

有名な講師に習わなければ、才能がない。

金をかけなければ、愛情が足りない。

世間は、こう囁く。

だが、それは世間が、あなたを支配するための、優雅な嘘である。

Etsyで、あなたが1000円を払い、ダウンロード購入した画集。

その画像の背後には、何があるか。

葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」であれば、江戸時代の職人の指が刻み込んだ木版画の溝が。

クリムトの「接吻」であれば、ウィーン分離派の闇夜の中で、ひとりの男が問い続けた「美とは何か」という問いが。

ダウンロード版だから、その価値は失われるのか。

違う。

むしろ、あなたが「お金がない」「時間がない」「環境がない」という、ただの制約条件の中で、それでも絵の前に立ちたい、知りたいという執念だけで、スマホを手に取った。

その選択は、美術館の発言権をもつ富裕層よりも、はるかに純粋である。

湿った手のひらで、スマホのホームボタンを押す。

フォルダを開く。

北斎の波が、あなたの視界に入る。

その瞬間、あなたは確かに、江戸時代の職人の手と、つながっている。

金額は、その接続の純度を決めない。

あなたの飢えだけが、それを決める。


第二章 「勉強法がない」という痛みを、肯定する

評論が書けない。

技法が説明できない。

SNSで見かける他人のコメント、「この透視図法は…」「バロック様式の特徴として…」という知識的な言葉遣いが、あなたにはできない。

そして、あなたはそれを、自分の不足だと感じている。

だが、その不足こそが、あなたの最大の武器である。

評論や技法の知識は、いつでも後付けできる。

YouTubeで学べる。

図書館の本で習える。

だが、「綺麗だと感じる感受性」「なぜ、その色がそこにあるのかを、理由なく理解する直感」は、金も教育も保証しない。

あなたが、Etsyで購入した画集の前で、何の説明もなく、ただただ心臓の鼓動が速くなる。

涙が出そうになる。

理由なく、好きだ。

その反応は、あなたが生まれつき、美と対話できる身体を持っているという、唯一の証拠である。

深夜のコンビニの蛍光灯の下で、あなたは、ダウンロードした画集をプリントアウトしているのかもしれない。

片手に熱いコーヒー。

もう片手は、震えている。

「こんな自分、本気じゃないんだ」と、呟きながら。

だが、その震える手は、嘘をつかない。

その手は、美に出会った時の、最も正直な応答である。

あなたには、「勉強法」がない。

あなたには、「正統な道」がない。

だからこそ、あなたは、世間体に汚されない、純粋な眼を保ち続ける。

それは、欠点ではなく、本来の強さなのだ。


第三章 「許し」の向こう側にある、自分の言葉

ここまで読んで、あなたは思うかもしれない。

「結局、自分を甘やかすための、綺麗な言葉なんじゃないか」

「本気でやりたいなら、もっと努力すべきなんじゃないか」

その声は、あなたの中の、最も厳しい声である。

その声は、正しい。

だが、同時に、それはあなたを殺す声でもある。

努力することは、大切だ。

勉強することは、価値がある。

だが、現在のあなたが、すべきことは、勉強の量ではなく、自分の内側の声を、信じることである。

Etsyで買った2000円の画集。

それを開く度に、あなたが感じる感動。

その感動は、あなた独自の「美学の始まり」である。

ダウンロード版だから、ニッチだから、「正統な」勉強ではないから、という理由で、その美学を否定してはいけない。

むしろ、あなたが今、やるべきことは、こうだ。

その画集の前で感じた、心の動きを、言語化する。

「なぜ、この色が好きなのか」

「なぜ、この構図に引き込まれるのか」

その問いに、答えるプロセスの中でこそ、評論の力も、知識も、勉強法も、自然と身についていく。

つまり、あなたの「勉強法」は、既に、始まっているのだ。

あなたは、ダウンロード画集という、最も手軽で、最も忠実な入口から、自分だけの美学史を構築している。

その道を、歩み続けることだけが、あなたに必要な「許し」である。


【特典】明日からできる、小さな儀式3選

儀式1:「感動の3行日記」

毎日、ダウンロード画集の中から、1枚選ぶ。

その画像の前で、30秒だけ、目を閉じる。

その後、以下の3行を、ノート(またはスマホのメモ帳)に書く。

【描写】この画像で、最初に目に入った色・形・場面は?
【感情】それを見た時、心の中で何が起きたか?
【つながり】この画像が、自分の人生のどこと、つながっているか?

この儀式は、あなたの感受性を、言語に翻訳するトレーニングになる。

知識ではなく、あなたの感動を、あなた自身の言葉で描写する力を育てる。

3ヶ月続けると、SNSの「正統な評論」では決して書かれない、あなただけの「美学論」が、自然と生まれている。


儀式2:「倍速学習の設定」

ダウンロード画集に出てくる、気に入った画家を選ぶ。

その画家について、調べる。

ただし、「正統な美術史」を学ぶのではなく、以下の質問に、答える形で。

・この画家は、どんな人生を生きたのか?
・なぜ、この色を愛したのか?
・この作品が生まれた時代は、世界で何が起きていたのか?

Google検索、Wikipedia、YouTubeの動画、何でもいい。

「正統な勉強」ではなく、あなたの好奇心を、データベース的に埋めていく。

この行為は、確実に、あなたの評論の底力になる。

だが、重要なのは、「知識を集めること」ではなく、「自分の感動と、歴史的背景を、つなぐこと」である。


儀式3:「深夜の手紙」

月に1度、夜中に、その月で最も心に残った画像を選ぶ。

そして、その画家に、手紙を書く。

「親愛なる北斎へ。あなたの『神奈川沖浪裏』を見て、今月、私は〇〇を感じました。」

という形で、1ページ分、自由に書く。

これは、絶対に誰かに見せるものではない。

あなたと、その画家の、時間を超えた対話である。

この儀式の中で、あなたは、確実に、その画家の内側へ、入り込んでいく。

そして、同時に、あなた自身の「美学的な思考」が、言語化される。


【結論】

あなたは、傷を持っている。

「本気ではない」という傷。

「勉強していない」という傷。

「環境がない」という傷。

その傷は、一生、消えないかもしれない。

だが、その傷こそが、あなたを、唯一無二の鑑賞者に変える。

本当のアート愛は、美術館の壁に掛けられていない。

一流の講師の言葉の中にもない。

それは、あなたのように、ダウンロード版の画集を、深夜、一人でスクロールしながら、

心臓を掴まれる、その瞬間の中にある。

Etsyで、2000円を払ったあなた。

その決定は、間違っていない。

むしろ、あなたは、本当のアートの入口に、すでに立っているのだ。

明日から、あなたが開く画集は、同じダウンロード版ではなくなる。

それは、あなたの、小さな美学史に変わっている。

その本を、進み続けるのだ。

ペースは、誰の指示も受けない。

金も、評判も、証明も、いらない。

あなたの、感動だけが、すべての答えである。


= 終 =


なかなかよく書けていますね。
Haiku も普通に使えそう。
特に軽い読み物にはいいかも。

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Claude で note を書く実験(2)

Claude で note を書く実験(2)

前回「Claude で note を書く実験」の続きです。

今回は Claude に note を書かせたプロンプトを Gemini でも使用してみました。

>「60歳で退職後の男性をターゲットにお金のかからない有益な趣味についてのnoteを書いてください」

60歳で退職はちょっと早いかなと思いましたが、そのへんをどう解釈するかも見たいと思ってそのままにしました。

Gemini の出力はたった 3秒後に得られました。


 

【要約】 60歳で定年を迎え、肩書と居場所を失った男性の孤独と焦燥に寄り添い、再起へと導く有料noteの設計書および本編です。ペルソナ分析、独自の救済メソッド、そして「金のかからない趣味」を通じた再生のプロセスを心理描写豊かに構成しています。

Step 1:ペルソナの深層心理プロファイリング

    • 隠された自己嫌悪: 名刺を奪われた瞬間、自分には何一つ中身が残っていなかったという空虚感。平日の昼間、スーツを着ずに街を歩く自分を「社会の余剰物」のように感じてしまう軽蔑。

    • 夜の独白: 「あと20年、俺は何をして息を吸っていればいいんだ。妻の冷ややかな視線と、鳴らないスマートフォンの通知欄を見つめるためだけに、あんなに身を削って働いてきたのか。」

    • 嫉妬の対象: 退職後も顧問や専門職として請われる元同僚、あるいは趣味や地域活動で活き活きと輪の中心にいる同年代の男たち。

    • 最悪の未来: 妻に疎まれ、濡れ落ち葉と嘲笑われ、誰からも感謝も必要もされず、ただテレビの前で静かに腐っていくこと。

Step 2:ジョブと解決の「劇薬」コンセプト

    • 感情的ジョブ: 「役職」という鎧を脱いだ素手・素足の自分が、他者や金に依存せず、自分の意志だけで世界の輪郭を確かめ直すこと。

    • 独自の救済メソッド名: 「路傍の再蒐集(さいしゅうしゅう)――1日1万歩の観察者プロトコル」 金で体験を買う消費者側に立つのではなく、身近な日常の事象を観察・記録・再構築する「生産者(記録者)」へ立ち位置を反転させる生き直しの手法。

    • 読後感の設計: 安っぽい慰めではなく、胸の奥底の痛みを直視した末に、「明日、スニーカーの紐を結んで外に出る理由」が静かに湧き上がる感覚。

Step 3:本編執筆

【導入】

朝7時、アラームも鳴らないのに、40年染みついた習慣で目が覚める。

洗面台の鏡に映るのは、ネクタイを締めなくなった首筋の、だらしなくたるんだ皮膚だ。リビングへ行けば、妻の背中が「まだ起きてきたの」と無言で語りかけてくる。昨日まで部下に指示を出し、決裁印を押していたその右手は、今やテレビのリモコンの重みしか知らない。

誰からも求められない平日の朝が、こんなにも冷たく、呼吸を浅くさせるものだと、現役のあなたは一度だって想像しなかったはずだ。

【本論】

第1章:「贅沢な余生」という名の、底の抜けたバケツ

世間は言います。「これからは自由な時間です、ゴルフや旅行、贅沢な趣味を楽しみましょう」と。

そんなものは、退職金を搾り取る側の都合のいい戯言に過ぎません。数十万円の道具を揃え、誰かと競うように回るラウンドの帰路、夕暮れの高速道路であなたが覚えるのは、楽しさではなく「強烈な虚無感」ではないですか。

金で買った高揚感は、その場限りの麻酔です。財布を開いている間だけ丁重に扱われ、金を払わなくなれば誰もあなたを振り返らない。それは居場所ではなく、ただの消費です。

第2章:冷え切った自販機の缶コーヒーと、誰も待たない交差点

平日の午後2時、目的もなく入ったスーパーの惣菜売り場で、値引きシールを待つ見知らぬ老人の背中に、未来の自分を重ねて息が詰まる。

喉の渇きを潤すために買った、130円の缶コーヒー。アルミの冷たさが、湿った手のひらに痛いほど染み込んでいく。スーツ姿で足早に歩き去る現役世代の男たちと目が合わないよう、無意識に視線を逸らしてしまう。

あなたが真に渇望しているのは、金を使う娯楽ではなく、「自分の感覚がまだ世界と繋がっている」という実感のはずです。

第3章:観察者への回帰――1円も払わずに街を解読する

金をかけずに自分を取り戻す唯一の方法。それは「消費者」をやめ、「観察者」になることです。

必要なのは、履き古したスニーカーと、100円のメモ帳、そして鉛筆一本。朝一番、近所の路地を歩き、季節の変わり目に咲く雑草の名を調べる。古びた神社の石段の擦り減り方を記録する。あるいは、街角の定点観測から人々の動きをノートにスケッチする。

誰のためでもない、評価も査定も関係ない、あなたの純粋な知的好奇心による「世界の採集」。その作業を重ねるとき、肩書などなくても、あなたは自分だけの世界の主権者になれるのです。

【特典】明日からできる、自分を許し変えるための「小さな儀式」3選

    1. 「無名の路地」探索記 普段なら決して曲がらない路地へ入り、その道の行き止まりや古い看板を1つだけメモ帳に記録して帰る。

    2. 5行の気象・生態ログ 日暮れ時、その日の空の色、風の匂い、見かけた鳥の姿を5行だけでノートに書き留める。

    3. 退職証書の封印 かつての辞令や名刺をすべて机の最深部に仕舞い込み、引き出しの鍵をかけて「過去の役職の男」に黙祷を捧げる。

【結論】

かつての肩書を脱ぎ捨てたあなたの輪郭は、今、ひどく無防備で頼りないかもしれない。

けれど、何者でもなくなったその手だからこそ、道端に転がる小石の冷たさや、乾いた秋風の手触りを、嘘偽りなく掴み直すことができるのです。

傷を負い、役割を失い、それでもなお今日を生きるあなたに、もう飾るための名刺などいらない。スニーカーの紐を固く結び、ただ前を向いて、あなたの足でこの街を踏みしめてください。

 


たった 3秒と驚きましたが、本文は 2100文字しかありません。

この後どうしようかと思いましたが、軽薄な Gemini でこれ以上進めても結果はあまりよくなりそうに思えません。

自分で自分の経験を付け加えてふくらませるというのがよさそうですが、今回はあくまで実験です。

そこで Claude にこの結果を渡して 「本編にもっと肉付けしてください」とお願いしてみると、

肉付けした点
導入(約280字) 「悲しかったのではなく、青ざめた」という隠れた本音を突きつけ、「励まさない」と宣言しました。
第一章(約1,170字) ゴルフ帰りの高速道路を舞台にしました。欲しいものが最初からなかったという自己嫌悪を出し、温泉宿の夕食の場面(金額しか話題がない)を足しました。章の終わりに置く事実は、玄関の灯りです。
第二章(約1,210字) 妬んでいる本当の対象を、「請われている」という事実と、半年前の自分に掘り下げました。章の終わりに置く事実は、缶コーヒーの冷たさです。
第三章(約1,420字) 逃げ道を「第二の人生」(逃走)と「もう終わった」(放棄)の2つにしました。メソッドの導入では、「管理する眼」を「観察する眼」に替えます。あわせて、降ろすべきものを「役に立たなければいけないという呪い」と定め、「ノートで承認を求めない」という線を引きました。
特典3つ 許す(退職証書の封印)、直視する(5行ログ)、変える(1週間の路地探索という、値段を知る実験)の順に並べ、書き方のサンプルを付けました。

これで 5300文字くらいに増えました。数秒ではなく 5分くらいかかりましたが。

下が結果(増えた本編)です。

***


名刺のない朝に、街を歩き直す

――《路傍の再蒐集》1日1万歩の観察者プロトコル


導入

朝七時、アラームは鳴らない。それでも目が覚める。四十年かけて身体に刻まれた習慣は、辞令の紙一枚では抜けてくれなかった。

洗面台の鏡に、ネクタイを締めなくなった首筋が映る。皮膚が、だらしなくたるんでいる。リビングでは、妻の背中が「まだ起きてきたの」と、声を出さずに言っている。昨日まで決裁印を押していた右手は、いま、テレビのリモコンの重さしか知らない。

誰にも言っていないことが、ひとつある。名刺を返した日、あなたは悲しかったのではない。自分の中に何も残っていないと知って、青ざめたのだ。

この文章は、あなたを励まさない。空っぽの部屋の扉を、いまから一緒に開ける。


第一章 「これからは自由を楽しめばいい」という、いちばん高くつく嘘

夕暮れの高速道路は、橙色に濁っている。

ゴルフの帰りだ。助手席には、芝の匂いが残るシューズバッグ。ラジオからは、名前も知らない若い歌手の声が流れている。今日のスコアは悪くなかった。同伴者も、気のいい連中だった。ハンドルを握る両手は、心地よく疲れているはずだった。

それなのに、料金所が近づくころ、胸の底がすうっと冷える。

世間は言う。「定年後は、自由な時間を存分に楽しめばいい」と。ゴルフ、旅行、いい道具、いい酒。あなたも、退職の日を待つあいだは、それを自分への褒美のように信じていた。

これは、半分だけ本当の嘘だ。自由な時間は、確かにある。ただ、「楽しむ」の中身を、誰も教えてくれなかった。

あなたは「趣味に打ち込む時間がなかった」と言ってきた。だが、時間の問題ではなかった。四十年、あなたの「やりたいこと」は、会議の議題と、部下の面談と、来期の数字で埋まっていた。会社は、あなたの好みまで肩代わりしてくれていたのだ。打ち込まなかったのではない。打ち込める何かを、選べなかった。欲しいものが、最初からなかった。 この事実は、誇れない。私は、これを美談に書き換えない。

数十万円のクラブを握った日のことを、覚えているだろうか。店員の「お似合いです」という声を、あなたは半分しか聞いていなかった。値札の桁を、退職金の額と、無意識に見比べていた。

ではなぜ、道具を買い替え、ラウンドの回数を増やしたのか。穴を、埋めたかったからだ。名刺を失った穴を、「丁重に扱われる」という感覚で。

財布を開いているあいだだけ、人は迎えてくれる。キャディはあなたの名を呼び、クラブハウスの従業員は頭を下げる。だが、支払いが止まれば、その声も止む。それは居場所ではなく、席料だ。金で買った高揚は、その場限りの麻酔で、切れるたびに、同じ痛みが同じ場所へ戻ってくる。

旅行も、同じだった。妻を連れて出かけた温泉宿の夕食で、あなたは、料理の値段の話ばかりしていた。向かいの妻は、箸を止めて、あなたの肩越しの窓を見ていた。会話の種が、金額しか残っていなかったのだ。切符も、部屋の広さも、買えるものは、すべて買った。買えなかったのは、向かい合って黙っていても、息苦しくならない沈黙のほうだ。

その夜、妻は先に布団に入り、あなたは広縁の椅子で、冷めた茶をすすっていた。

穴を埋めようとした自分を、私は責めない。かといって、擁護もしない。ただ、そこに穴があったことだけは、認めておけ。

家に着く。玄関の扉を開けると、廊下の灯りが点いている。冷ややかに見えるあの背中の持ち主が、あなたの帰る時間に合わせて、消さずにおいた灯りだ。理由は、私には分からない。惰性かもしれないし、情けかもしれない。

だが、灯りは点いている。それだけは、事実だ。


第二章 「焦らず、ゆっくり探せばいい」という、いちばん安全な嘘

平日の午後二時、スーパーの惣菜売り場は、不思議なほど静かだ。

空調の風が、揚げ物の油の匂いを薄く運んでくる。値引きシールを貼る店員の手つきを、少し離れた場所で、ひとりの老人が待っている。背中が丸い。かごには、半額になる前の助六寿司がひとつ。その背中を眺めているうちに、あなたは息を詰めている。他人事ではないと、頭より先に、身体が知っているからだ。

店を出て、自販機で缶コーヒーを買う。百三十円。アルミの冷たさが、湿った手のひらに、痛いほど染みてくる。向かいの歩道を、スーツ姿の男たちが早足で通り過ぎる。あなたは、目が合わないように、視線を缶の縁へ落とす。

誰も、あなたを見ない。名前を呼ぶ者も、肩書きを尋ねる者もいない。その匿名さは、楽でもあり、足もとの床が抜けたように、怖くもある。

つい半年前まで、あなたは、あちら側にいた。

世間は言う。「焦らなくていい。ゆっくり、次にやりたいことを探せばいい」と。あなた自身も、妻や旧友の前で、そう言っている。「まあ、しばらくは、のんびりするよ」と。

これは、いちばん安全な嘘だ。のんびりしているのではない。あなたは、焦っている。焦っていることを、知られるのが怖いのだ。焦りを見せたら、「必要とされていない男」だと、自分の口で認めることになるから。

夜、鳴らないスマートフォンの通知欄を、あなたは何度も指で下へ引く。更新しても、何も増えない。それなのに、また引く。

そして、開いてしまう。元同僚の投稿。「顧問として、新しい挑戦を始めました」。地域活動の集合写真では、同じ年頃の男が、輪の真ん中で笑っている。あなたは「いいね」を押さない。押せない。胸の奥で、ひやりと何かが冷える。

嫉妬だ。ただし、彼らの肩書きや収入への嫉妬ではない。あなたが妬んでいるのは、「請われている」という事実そのものだ。誰かが、彼の名前を探して、呼んだ。その一点だ。

さらに掘る。あなたがいちばん妬んでいる相手は、その写真の中にはいない。半年前の、あなた自身だ。電話が鳴り、決裁を待つ書類が積まれ、廊下で呼び止められていた自分。あの頃は、疲れ果てていた。休みたいと、あれほど願っていた。それなのに、いまは、あの騒がしさを恋しがっている。都合のいい話だ。醜い。

嫉妬を隠して「活躍を応援しているよ」と返信を打つ自分は、さらに醜い。それは、消えない。消そうとしなくていい。ただ、その嫉妬が指している方向だけは、見ておけ。あなたは、金には嫉妬しない。必要とされることに、嫉妬している。それが、いまのあなたがいちばん欲しいものの、正直な輪郭だ。

交差点の信号が、青に変わる。あなたは、渡らずに立っている。渡った先に、待っている人はいない。

手のひらの缶コーヒーは、まだ冷たい。冷たい、と、あなたは感じている。それは、あなたの感覚がまだ世界に触れていることの、動かしようのない証拠だ。


第三章 「第二の人生」と「もう終わった」という、二つの逃げ道

朝の玄関は、靴の匂いがする。

古いスニーカーを、下駄箱の奥から引っ張り出す。かかとは擦り減り、右の靴紐は、ほつれて毛羽立っている。三和土に腰を下ろすと、膝の関節が、小さく鳴った。

六十を越えてから、あなたのまわりには、二種類の慰めが漂うようになった。

ひとつは、世間の言葉だ。「定年は終わりじゃない。第二の人生の始まりだよ」。 もうひとつは、あなた自身が、夜の居間でこっそり呟く言葉だ。「もう、自分の役目は終わったんだ」。

どちらも、間違ってはいない。間違っていないから、あなたはその言葉に、そっと腰を下ろしてしまう。

前者は、次の肩書きへ走るための号砲だ。「第二の人生」と唱えているかぎり、あなたは急いで新しい役割を探し、名刺の代わりになるものを探し続けられる。素手の自分と向き合わずに済む。 後者は、静かな降参だ。「終わった」と決めてしまえば、何も確かめなくていい。テレビの前に座り続ける理由が、手に入る。

前者は逃走で、後者は放棄だ。方向は逆でも、どちらも同じものから目をそらしている。役職という鎧を脱いだ、素手・素足の、いまのあなたから。

では、真実は何か。

あなたは、四十年、世界を「管理」してきた。数字を、人を、期限を。管理する者の眼は、対象を、いつも評価する。良いか悪いか。使えるか使えないか。その眼を、長いあいだ他人に向け、そしてついに、自分に向けた。そして「使えない」という判決を、ひとりで下した。

その眼を、置け。

代わりに持つのは、観察者の眼だ。評価しない。ただ、見る。名を調べる。記録する。それだけの眼だ。

私は、これを《路傍の再蒐集》と呼んでいる。必要なのは、履き古したスニーカーと、百円のメモ帳と、鉛筆一本。歩数の目安は、一日一万歩。ただし、この数字は健康のためのノルマではない。距離の記録であって、成績表ではない。歩けない日は、歩けなかったと書けばいい。

朝、近所の路地を歩く。舗装の割れ目から伸びる雑草の名を、家に帰ってから調べる。古い神社の石段の、擦り減り方を見る。中央だけが、丸く窪んでいる。何十年、何百年ぶんの足が、そこを踏んだのだろう。名前を残した者は、ひとりもいない。それでも、石は確かに削れている。事実は、それだけだ。

これは、立ち位置の反転だ。金で体験を買う消費者ではなく、日常を見て、記して、組み立て直す、生産者の側に立つこと。あなたが本当に渇望しているのは、金を使う娯楽ではない。自分の感覚が、まだ世界と繋がっているという、その手応えのはずだ。

そして、決める前に、ひとつだけ降ろしてほしいものがある。「誰かの役に立たなければ、ここにいてはいけない」という、四十年ぶんの呪いだ。次の役割を探すのは、それを降ろしたあとでいい。降ろさないまま探せば、あなたはまた、名刺の形をした檻を選ぶ。

ただし、線を引く。

ひとつ。このノートは、誰かに褒めてもらうためのものではない。SNSに載せて「いいね」を数え始めた日、ノートは名刺の代用品になる。あなたは、また、採点される側へ戻る。最初の三十日は、誰にも見せるな。

もうひとつ。観察は、家の中に籠るための言い訳にもなる。窓から外を眺めているだけでは、それは観察ではなく、ただの傍観だ。足で、確かめに行く。

夕方、玄関に戻ったら、スニーカーの底を見てみるといい。一万歩ぶんだけ、確かに減っている。それが、あなたが今日、この世界を踏んだ、疑いようのない証拠だ。


【特典】《路傍の再蒐集》をはじめる、三つの小さな儀式

どれも、五分から十分でできる。採点の言葉は使わない。書くのは、事実だけだ。

儀式一 退職証書の封印(許すための儀式)

辞令、名刺、社員証、記念の盾。かつての肩書きを示すものを、机のいちばん深い引き出しへ仕舞う。そして、白い紙に、事実だけを一行書いて、一緒に入れる。

〇年〇月〇日、〇〇株式会社〇〇部長を退いた。四十年、勤めた。

「よく勤めた」「情けない」とは書かない。時期と動詞だけで書く。引き出しに鍵をかけ、十秒だけ、黙って立つ。かつての肩書きを持っていた男に、黙祷を捧げる。

鍵は、捨てない。これは廃棄ではなく、封印だ。開けたくなった日は、開けていい。許しは、忘れることから始まるのではない。過去を、過去の棚へ置く動作から始まる。

儀式二 五行の気象・生態ログ(直視するための儀式)

日暮れ時、メモ帳に、五行だけ書く。空の色、風の匂い、見かけた生き物。そして最後の一行に、その日、自分の声で話した相手の数を、そのまま書く。

空は、西から順に、橙、薄紫、灰色。 風に、金木犀の匂いが混じっていた。 電線に、ムクドリが十一羽。 神社の石段は、左端がいちばん削れていた。 今日、話した相手は、二人。

最後の一行は、書くのが少し痛い。ゼロの日もあるだろう。それでも、ゼロと書く。痛みを避けたら、この記録は、ただの日記になる。一か月後に読み返すと、空の色の語彙が増えている。そして、話した相手の数の欄が、あなたの現在地を、静かに教えてくれる。

儀式三 無名の路地探索記(変えるための儀式)

一週間だけ、毎日ひとつ、普段なら決して曲がらない路地へ入る。その道の行き止まりか、古い看板を、ひとつだけメモ帳に記録して帰る。

三日目。花屋の裏の路地。行き止まり。壁に、色褪せた「氷」の旗。

一週間後、メモ帳を開き、足が止まった回数を数える。七回止まったなら、あなたの好奇心は、まだ十分に動く。一回も止まらなかったなら、それも、ひとつの情報だ。「いまの自分の関心には、この街ではまだ値がつかない」と分かっただけで、損失は、百円のメモ帳一冊ぶんにすぎない。

これは、答えを出す実験ではない。世界があなたの足を止めるだけの値打ちを、まだ持っているか。その値段を、知りに行く実験だ。


結論

かつての肩書きを脱いだあなたの輪郭は、いま、ひどく無防備で、頼りない。けれど、何者でもなくなったその手だからこそ、道端の小石の冷たさや、乾いた秋風の手触りを、混じりけなく掴み直せる。

あなたの焦りも、嫉妬も、空っぽへの怯えも、消えない。醜いまま、あなたのものだ。私は、それを抱えて玄関に立つあなたを、そのまま愛する。

もし、眠れない夜が幾週も続き、朝が来ること自体が重くなるなら、それは意志の問題ではない。かかりつけの医師や、自治体の相談窓口に、そのまま話してほしい。

スニーカーの紐を、固く結ぶ。扉を開ける。名刺は、もう要らない。あなたの足で、この街を踏め。

 


どうでしょうか。

Claude が文章作成は最強と言われることがよくわかりました。なんか小説っぽいですが。

Gemini は論理的に要領よくまとめるのがうまいので、サイエンス記事を書くときはいいのかもしれません。

名前からくる印象と同じで、クロードはフランス人、ジェミニはドイツ人っぽいってところでしょうか。

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Claude で note を書く実験


Claude で note を書く実験

ある雑誌に載っていた 「有料note が書けるプロンプト」を claude に入れてみました。

note は有名な文章投稿サイトですね。

とりあえず、40歳すぎのサラリーマンの悩みについて書いてもらうことにしました。

足りないところを入力して待つこと 1分58秒・・・・

え、もう書けた?


何者にもなれなかった、四十歳の夜に
――《無名の帳簿》をつける

導入

深夜零時を過ぎたリビングで、あなたはまた、転職サイトを開いている。冷めた麦茶の氷は、とうに溶けた。廊下の向こうから、子どもの寝返りの音がする。

「年収600万円〜」の文字を眺め、親指が止まる。職務経歴書に、何を書けばいいのか。答えが出ないまま、画面を閉じる。

迷っているのではない。あなたは、確かめるのが怖いのだ。動いてみて、自分に値がつかないと、知ってしまうことが。

この文章は、あなたを励まさない。ただ、誰にも見せてこなかった帳簿を、いま一緒に開く。

第一章 「家族のために」という、いちばん優しい嘘

契約の日のことを、覚えているだろうか。

モデルルームには、甘い芳香剤の匂いが立ちこめていた。営業担当の男は、あなたの目を見ずに、書類の余白ばかり見て話した。「金利が動く前に、今です」。妻は隣で、子ども部屋になる予定の間取りを、指でなぞっていた。

ボールペンを握った手のひらは、湿っていた。署名欄の「名」の字が、汗でわずかに滲んだ。三十五年。数字は頭で理解できるのに、身体は拒んで、指先だけが冷えていた。

その夜、あなたは自分に言い聞かせた。家族のためだ、と。

これは、嘘だ。全部ではない。半分だけの、いちばん優しい嘘だ。

あの日あなたが判を押したのは、家ではなかった。「ちゃんとした大人である」という証明書だった。ローンが通ったのは、会社があなたを信用したからだ。誰からも賞賛されず、肩書きも持たないまま四十を迎えようとしていたあなたが、唯一、他人から受け取れた通知表。それが、審査の承認メールだった。

あなたは、安心を買ったのではない。「何者かである」という顔を、買ったのだ。

もうひとつ、認めなければならないことがある。家を買った瞬間、あなたは自分の逃げ道を、一本、自分の手で塞いだ。毎月の返済が、あなたを会社に縛る。転職を考えるたびに、返済表の数字が、喉元に手をかける。動けないのは家のせいだと、あなたは思っている。だが、その鎖を選んだのは、あなただ。

見栄で買った。そして、その見栄に、いま首を絞められている。それが、あなたの本当の姿だ。

私は、これを美談に書き換えない。動機は濁っていた。濁ったままだ。

妻が、あの日のあなたの手の震えに気づいていたかどうかは、分からない。気づいていて、黙っていた可能性のほうが高いと、私は思う。あなたが本当に恐れているのは、見栄を見抜かれることではない。見抜かれたうえで、それでも隣に座られることの、逃げ場のなさだ。

そして、事実をひとつだけ置いておく。

その濁った動機で買った家の、廊下の向こうの部屋で、今夜も子どもは眠っている。寝返りのたびに、パジャマの擦れる音がする。あなたの見栄が建てた屋根の下で、その寝息は、混じりけなく本物だ。

動機の汚れと、寝息の本物さは、同じ家に同居している。片方だけを消して、片方だけを愛そうとするから、あなたは苦しいのだ。見栄で買った自分を、見栄で買ったまま、そこに置け。裁くのも、飾るのも、もうやめろ。

第二章 「慎重に見極めている」という、いちばん安全な嘘

深夜のコンビニの自動ドアは、この世でいちばん正直な光を放っている。

蛍光灯の白さが、疲れた顔の陰影を、容赦なく浮かび上がらせる。あなたは缶コーヒーを一本手に取り、レジに向かう前に、雑誌棚の前で立ち止まる。スマホを開く。「副業 40代 未経験」。「転職 40代 年収 下がる」。検索窓の履歴に、同じ言葉が並んでいる。

その履歴の日付を、遡ってみるといい。

去年の秋にも、同じ言葉を打っている。その前の春にも。あなたは「慎重に見極めている」と言う。だが履歴が語るのは、別の物語だ。あなたは、季節をまたいで、同じ場所をぐるぐる歩いている。

迷いは、恐怖の別名だ。慎重さは、恐怖が着る、いちばん上品な服だ。

酷な話をする。「決めない」ことも、決断のひとつだ。あなたは毎晩、「今の場所に残る」という選択を、無言で更新している。署名も押印もなく、ただ、画面を閉じることによって。

そして、時間は利息を取る。

決めなかった一日ごとに、あなたの持ち時間は削れていく。四十代の一年は、二十代の一年とは値段が違う。来年のあなたが、今年のあなたより高く評価される保証は、どこにもない。帳簿の見えない欄に、「先送りの利息」が、静かに積もっている。

もっとも、あなたが検索している本当の目的は、情報ではない。他人の成功を眺めるための、口実だ。

SNSを開けば、同世代の誰かが、「脱サラして三年、いまは好きなことで食べています」と笑っている。あなたは「いいね」を押さない。押せない。胸の奥で、ひやりと何かが冷える。

それは嫉妬だ。ただし、嫉妬の対象は、彼の年収ではない。彼の目の熱だ。何かに没頭している人間だけが持つ、あの、焦点の合った目。

さらに言えば、あなたがいちばん妬んでいる相手は、SNSの中にはいない。二十代の、まだ何にでもなれると信じていた、あなた自身だ。あの頃のあなたは、たいした根拠もなく、未来を疑わなかった。その無根拠な自信が、いまのあなたには、まぶしすぎる。

嫉妬は醜い。誰かの成功を喜べない自分は、醜い。それは消えない。消そうとして「応援しています」と偽りのコメントを打ち込む自分は、さらに醜い。

だから、消さなくていい。ただ、その嫉妬が、あなたの視線を、ある一点に向けていることだけは、見ておけ。あなたは、他人の金には嫉妬しない。熱に嫉妬する。それが、あなたの欲しいものの、いちばん正直な輪郭だ。

缶コーヒーを持ってレジに並ぶ。店員が、疲れた声で「ありがとうございました」と言う。外に出ると、夜気が、スーツの襟の隙間から入り込んでくる。

あなたは、まだ何も決めていない。それが、いまのあなたの、いちばん正確な現在地だ。

第三章 「凡庸でも幸せならいい」「まだ遅くない」という、二つの逃げ道

朝の通勤電車の窓は、鏡になる。

トンネルに入った瞬間、車窓に、スーツ姿の男が映る。つり革を握る手の甲には、うっすらと血管が浮いている。髪に白いものが混じり、目の下には、去年にはなかった影がある。あなたは、その顔を数秒だけ見つめ、そして目をそらす。

四十を越えたころから、世間は二種類の慰めを、あなたに差し出すようになった。

ひとつは、「凡庸でも、家族が笑っていれば、それで幸せだよ」。
もうひとつは、「人生百年時代、四十代なんてまだ遅くないよ」。

どちらも、間違ってはいない。間違っていないから、あなたは、その言葉に、そっと座り込んでしまう。

前者は、動かないための椅子だ。まだ動ける人間が、そこに腰を下ろし、動かない理由を「幸せ」という名前で呼ぶための。
後者は、動かないための呪文だ。「まだ遅くない」と唱え続けるかぎり、今日動く必要はなくなる。

あなたは、どちらの言葉にも、少しずつ救われて、少しずつ腐っていく。

では、真実は何か。

まず、「何者でもない」と「価値がない」は、別のものだ。何者かになれていないという感覚は、事実の一部だろう。名刺の肩書きは、あなたの人生の全容を語らない。だが、その感覚は、「あなたには価値がない」という結論を、含んでいない。この二つを、切り分けろ。

次に、凡庸を引き受けるとは、楽になることではない。毎日、小さな敗北に、名前をつけないまま、受け取り続けることだ。同期の昇進。若手の手際のよさ。会議で、あなたの意見が通らなかったときの、あの短い静けさ。それらを、冗談で流し、飲み込む。凡庸とは、才能の欠如ではない。名もない無数の飲み込みの、総量だ。

そこで、《無名の帳簿》の話をしよう。

あなたはずっと、「なれなかった自分」を、負債の欄に書いてきた。何者かになれなかった。起業できなかった。あのとき、あっちを選ばなかった。それらを赤字として、毎晩ひとりで計上してきた。

だが、帳簿には、もう片方の欄がある。あなたがすでに引き受けているものを書く欄だ。

朝、六時四十分に起きる。七時十二分の電車に、体をねじ込む。理不尽な依頼に、頭を下げる。昼は、コンビニのおにぎりを、二百円以内に収める。夜、子どもの連絡帳に、判を押す。毎月決まった日に、ローンが引き落とされる。

そこに、名前はつかない。賞状も、拍手もない。だが、あなたは毎日、人ひとりぶんの重さを、運んでいる。いや、あなたの肩の上には、家族の生活まで、乗っている。

これを、美談にはしない。ただの事実として、帳簿に書く。事実に、慰めの力はない。ただ、足場になる。足場のない場所から、人は動けない。

最後に、逃げ道を塞ぐひとことを言う。

足場を得たら、動け。動かない安全にも、期限がある。会社は、あなたの三年後を、保証しない。あなたが持っている、いちばん確かなものは、今日の、この一日だ。

【特典】《無名の帳簿》をつける、三つの小さな儀式

儀式一 夜の帳簿(許すための儀式)

寝る前に、ノートへ三行だけ書く。題は「今日、引き受けたこと」。

書くのは、事実だけだ。時刻と動詞で書く。「よくやった」「情けない」といった、採点の言葉は入れない。

七時十二分の電車に乗った。
部長の急な依頼を、断らずに受けた。
子どもの連絡帳に、判を押した。

書けない日は、「書けなかった」と一行だけ書く。それも、立派な事実だ。
この儀式は、自分を採点する癖を、一日一回だけ止める。許しは、感情から始まるのではない。採点をやめる、という動作から始まる。

儀式二 恐怖に日付をつける(直視するための儀式)

毎週日曜の夜、いちばん怖いことを、一行だけ書く。そして、日付を添える。

〇月〇日。私は、自分に値がつかないと知ることを、恐れている。

見栄も、嫉妬も、同じように書く。洗面所の鏡の前で、小さな声で読む。
一か月後に読み返すと、気づくはずだ。恐怖は、毎週ほとんど同じ形をしている。正体不明の怪物だったものが、記録された事実に変わる。輪郭のあるものは、跨げる。

儀式三 三十日だけの小さな実験(変わるための儀式)

転職か副業か、いま選ばなくていい。三十日間だけ、週に一度、一時間を使って、どちらかの「値段」を知りに行く。

転職側:転職エージェントとの面談を一回入れ、「いまの自分に、いくらの値がつくか」を、直接聞く。
副業側:自分の仕事の経験を、千字にまとめて公開する。または、スキルを売買できるサービスに、プロフィールを一枚置く。誰かが反応するかどうか、ただ見る。
結果が悪くても、それは「あなたに価値がない」という証明ではない。「現在の市場価格を知った」という、ただの情報だ。情報は、次の一手の材料になる。
三十日後、結果を帳簿に、事実だけで書く。答えを出す実験ではない。値段を知る実験だ。

結論

何者にもなれなかったと知った人間は、肩書きが剥がれたあとの重さを知っている。だから、名前のない誰かの重さが、見える。それは市場では値がつかない。だが、家の中で、これから出会う誰かの前で、確かに効く。

あなたの見栄も、恐怖も、嫉妬も、消えない。醜いまま、あなたのものだ。私は、それを抱えて朝の玄関に立つあなたを、そのまま愛する。

靴べらの音。ドアノブの冷たさ。何者かになる必要はない。あなたは、名前のないまま、動ける人になる。


いやあ、リズムのあるいい文章ですね。句読点が多く、文章が短いからか。

それにしても 6000文字のエッセイが 準備も含めて 5分以内に書けるとは。すごい時代になったものです。

アドバイス内容もジャーナリングを勧めるという至極まっとうなものになっています。

使うかどうかわかりませんが、このプロンプトをスキルに変換しておきました。

/paid-note-despair-essay

これを打てば明示的に呼び出せますし、「有料note を書いて」でも呼び出せそうです。

しかし、Claude くん、いろんな人の悩みを聞いて解決してくれそうですね。

わたしもこれから毎日 Claude くんに悩みを聞いてもらいますかね。

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ヴィンテージの日本のデジタルアートプリント、北斎と古邨の浮世絵をプリントしたアジアンオリエンタルデジタル製品

「ヴィンテージの日本のデジタルアートプリント、北斎と古邨の浮世絵をプリントしたアジアンオリエンタルデジタル製品」

Etsy.comで購入。572円。

購入すると PDF がダウンロードでき、その中のリンクから Dropbox に飛べます。

「ダウンロード」を押すと、一括ダウンロードが始まります。

5.2GB の ZIP ファイルが落ちてきます。解凍すると、

  1. Hokusai
  2. Mixed Artists
  3. Ohara Koson
  4. TV Frame ( FREE Gift )

4つのフォルダができます。

ファイル数はそれぞれ 241, 206, 211, 249 で合計 907個になります。

小原古邨は以前買ったものには 208ファイルありました。かなり重複がありそうですが、それらはファイル名やサイズは一致していません。

北斎のも同じような感じです。

最後のオマケの TV Frame ですが、アメリカで流行っているアートTV 用の画像です。

16:9 のアスペクトで、映像を観ていないときはこの TV Frame 形状の画像が表示されます。

つまり TV を消しているときはデジタルフレームになって、絵を表示するのです。人感センサーのついているアートTV は誰もいなくなると絵の表示もやめて待機状態になります。

この TV Frame art 画像は 4K 対応のものが望ましいのですが、今回のものは 3840x2160 ドットに満たないものもたくさんありました。

まあ、参考になるでしょう。

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伊藤若冲 日本の鳥と植物の木版画作品 33 高画質デジタルイラスト

みんな大好き若冲の作品をデジタル化した「伊藤若冲 日本の鳥と植物の木版画作品 33 高画質デジタルイラスト」を Etsy.com で入手。

割引価格 289円。総容量 88MBと小さいですが、どれも 300DPI の高精細データです。

33作品の内訳は以下の通り。

半分くらいが鳥の絵ですね。

若冲といえば、猫や虎も有名ですが、今回はおあずけ。

あの独特なゾウも1枚だけですね。

 


では、chatGPT による解説を。

伊藤若冲(いとう じゃくちゅう、1716–1800)は、江戸時代中期の京都で活躍した絵師です。
特に鶏・鳥・草花・魚・虫などを、驚くほど細密かつ大胆に描いたことで知られています。
京都国立博物館も、若冲を「18世紀の京都で活躍し、花鳥画を多く描いた画家」とし、なかでも鶏を代表的な画題として紹介しています。

若冲の面白さは、単に「写実が上手い」というだけではありません。
羽毛や植物の葉脈まで執拗なほど描き込む一方で、画面全体を見ると非常にデザイン的で、現代のグラフィックアートに通じるような構成になっています。特に鶏では、赤い鶏冠、白・黒・茶の羽根を強いコントラストで組み合わせ、複数の鶏を画面いっぱいに重ねることで、装飾的でリズミカルな画面を作っています。

代表作は何といっても《動植綵絵(どうしょくさいえ)》です。全30幅からなる大作で、鶏、孔雀、鳳凰、魚、昆虫、草花などが極めて精密に描かれています。宮内庁は、この30幅を若冲の代表作であり、生涯を代表する記念的作品と位置づけています。また本来は、相国寺に伝わる《釈迦三尊像》を荘厳するために制作された仏教絵画でした。

若冲には、華麗な彩色画とはまったく違う顔もあります。
水墨画では筆をかなり自由に動かし、簡略化された鶏や野菜、人物などをユーモラスに描きました。有名な《果蔬涅槃図》では、大根を釈迦に見立て、野菜や果物がその周囲を取り囲むという、仏教の涅槃図を大胆に置き換えた作品になっています。京都国立博物館にも所蔵されています。

若冲の特徴を大まかにまとめると、「超細密」「強い色彩」「大胆な構図」「生き物への執着」「ユーモア」の組み合わせです。
写実的なのに現実離れしていて、江戸時代の絵なのに現代的に見える。そこが今でも非常に人気が高い理由の一つだと思います。

特に画像制作の視点で若冲を見るなら、鶏の羽根の反復パターン、赤・白・黒の色面構成、余白をほとんど残さない密集構図、正面性の強い鳥、細密な植物描写あたりを押さえると、「若冲らしさ」がかなり出ます。
仏画とはまた違いますが、金泥や岩絵具風の表現と組み合わせても非常に相性がいい画風です。


「正面性の強い鳥」という表現は面白いですね。
たしかに画面下の方からこちらを向いて今にも襲いかかってくるような雄鶏の絵が多いような。

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トイレの神様 烏枢沙摩明王

お寺のトイレに行くと、烏枢沙摩明王が祀ってあることが多いです。
そう、あの歌で歌われているトイレの神様です。

Gemini に訊いてみましょう。

烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)は、密教における明王の一尊で、あらゆる不浄を強力な炎で焼き尽くし清浄へと変える「火神・浄化の仏」です。
特に「東司(トイレ)の守護神」として信仰され、怨霊退散や子授け・安産祈願の対象としても広く知られています。

主な役割と象徴

  • 不浄を焼き尽くす力(烈火の徳)

    • 古代インド神話の火神アグニを起源とし、あらゆる穢れや悪意、障害を炎で清める性質を持ちます。

    • 「不浄即清浄(汚れをそのまま清らかさに転じる)」という密教思想を体現しています。

  • 東司(トイレ)の守護神

    • トイレは古来、怨霊や悪鬼の侵入路(不浄な場所)と考えられていたため、魔除けとして祀られるようになりました。

    • 禅寺の東司などに祀られるほか、一般家庭でもトイレ掃除の際に信仰・祈願される対象となっています。

  • 胎児変性(子授け・安産)の霊験

    • 女児を男児に変える「烏蒭沙摩法(うすさまほう)」という修法が平安時代以降貴族の間で行われ、子孫繁栄の仏としても信仰されました。

外見・特徴

  • 憤怒相(ふんぬそう)

    • 逆立つ髪と怒りの表情で悪を威嚇します。

  • 火炎光背(かえんこうはい)

    • 背後で燃え盛る激しい炎は、不浄や煩悩を焼き尽くす力を象徴しています。

  • 多臂像(たひぞう)

    • 一般的には四臂(4本の腕)が多く、剣や羂索(けんさく)、金剛杵(こんごうしょ)、宝輪などを持ち、片足を高く上げて邪鬼を踏みつける姿が典型的です。

真言(マントラ)

  • オン・シュチリ・キャラロパ・ウンケン・ソワカ

    • トイレの清掃時や入室時に唱えると、場が清まり災難除けになると言われています。

アグニから来ていることは知っていましたが、女児を男児に変える烏蒭沙摩法は初耳です。

「青の祓魔師」に出てくる「ウチシュマー」もアグニから来ているという設定で名前も似ているので烏枢沙摩明王がモデルでしょう。

chatGPT に烏枢沙摩明王の仏画を描いてもらいました。

なかなか熱そうな明王様です。

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Gemini で作曲(Lylia)

Gemini の作曲機能(Lylia)を試してみました。

「宇宙を駆け回るスペースオペラにマッチした曲を」とだけプロンプトに書いて渡しただけです。

3分もせずに下の曲ができました。

「銀河の翼」歌詞

【イントロ】

(ああ) 宇宙の果てへ (ああ) 旅立ちの時

【Aメロ】

星雲の海を 抜けて光速の旅へ

ワープの彼方 未知のセカイが待つ

銀河の風を 翼に受けて進むよ

操縦桿を 握る手は震えない

【Bメロ】

孤独な夜も 恐れはしないから

キミのシグナル 探して駆け抜ける

【サビ】

コスモスを 翔けろ 今

光よりも 速く 強く

星たちの 歌声が 響く

終わらない この旅を 続けよう

果てしない 闇を 抜けて

新しい 夜明けを 探そう

ボクらの 軌道は 永遠に

繋がっていると 信じてるから

【Aメロ】

星屑の海 漂う感情のデブリ

ブラックホール 飲み込まれそうな夜も

ナビゲーションは 常に明日を指してる

迷いなんて 宇宙の塵に変えよう

【Bメロ】

重力を超えて 自由になる時さ

ボクらのミライ 輝き始める

【サビ】

コスモスを 翔けろ 今

光よりも 速く 強く

星たちの 歌声が 響く

終わらない この旅を 続けよう

果てしない 闇を 抜けて

新しい 夜明けを 探そう

ボクらの 軌道は 永遠に

繋がっていると 信じてるから

【間奏】

【ラストサビ】

コスモスを 翔けろ 今

光よりも 速く 強く

星たちの 歌声が 響く

終わらない この旅を 続けよう

果てしない 闇を 抜けて

新しい 夜明けを 探そう

ボクらの 軌道は 永遠に

繋がっていると 信じてるから

【アウトロ】

(ああ) 宇宙の果てへ (ああ) どこまでも


歌詞も全部勝手に書いてくれました。

音楽業界の人もたいへんですねえ。

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風邪が治らず

ここ2週間ほど咳、咽頭痛、頭痛が止まらず。発熱までは至りません。
よく考えると、前半と後半とで微妙に症状が異なるため、最初ウィルスで途中で細菌感染に変わったのかなと思いました。
でも細菌感染にしては痰は出ないし、重症化したような印象は乏しい。

ウィルスから別のウィルスに「菌」交代したのかも。
症状の変遷からすると、それがしっくりきます。
途中よくなりかけて すぐにまたぶり返すと、結構マインドをやられます。

まあ、しばらくは様子を見ます。
明けない夜はないと言いますし。

市販の総合感冒薬でしのいでいましたが、100錠入りがあっという間になくなり、次の100錠入りのビンも残り 1/3 といったところです。

こういうときのために抗生剤をどこかから入手して手元に置いておくといいのです。
ただし、抗生剤は町中では売っておらず、医者でも病院に勤務していないとなかなか入手できないのが困りものです。
家人の残りも探したのですが、どうでもいい薬しか残っていませんでした。

たまに風邪でもひいておいて、非特異的な免疫に活を入れておくのもいいかも と思うことにいたしましょう。

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AI で画像生成

昔、四国の高松に一度行ったことがありました。
学会に出席したあとすぐに帰ったのですが、栗林公園に寄ればよかったと今でも悔やんでいます。

栗林公園と言えばこの写真ですが、じつは先ほど chatGPT で再生したもの。

画像生成用プロンプトは次の通り。

A high-angle landscape photograph of a traditional Japanese strolling garden, Ritsurin Garden style. A prominent wooden crescent arched bridge spans across a calm, dark green pond. In the middle of the bridge, a tiny figure of a person with dark hair in a white dress with a small black crossbody bag walks away. In the middle distance on the water, a small traditional wooden boat carrying people is steered with a pole. The pond is surrounded by manicured pine trees, stone arrangements, and blooming azalea bushes. In the background, traditional wooden teahouse pavilions sit along the water’s edge beneath a lush, forested mountain hillside. Bright natural daylight, realistic photography, sharp focus, serene atmosphere, high detail.

このプロンプトを Gemini に読ませると、

少しアングルが違いますが、この公園は両者ともにほぼ同じ構造をしているように見えます。

栗林公園のこの写真からプロンプトを抽出したのは Gemini。
それを chatGPT に読ませたのが上の図。
Gemini で新たにチャットを開いて、このプロンプトから画像生成したのが、下の図。

プロンプトを見ると、そこまで詳しく記述しているようには見えないのですが、どうやってここまで立体構造を再現できるのでしょうか。

特に Gemini で作ったこの数行のプロンプトで chatGPT がここまで再現できるのがすごいです。

「百億の昼と千億の夜」の阿修羅王なら「あやつらはつるんでおるのじゃ」と言うでしょう。

ほんとうのところは AI たちともっと仲良くなって訊いてみるしかありませんね。

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Japandi ウォールアート 200枚セット Wabi Sabi

Etsy.com で買ったデジタルアート。

私が買ったときは 4.96ポンド。

212個のファイルで、総容量は 415MB(GBではない)。

作者はアメリカ人女性です。

破ってツギハギしたようなデザインも結構あります。

女性が日本人ぽくないのはなにか意味があるのでしょうか。

風景など題材があまり日本ぽくないものもありますが、アメリカ人の感覚ではこんなのでも日本風に感じるのでしょう。

参考にできます。

私が買ったときは 4.96ポンド(1075円くらい)でしたが、現在 6465円と 6倍も値上げしています。

デジタルアートなので在庫の残りという概念はないはずですが、わからない人に希少価値を感じさせて売ろうというコンタンですね。

この商魂も参考にできます。

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Utagawa Kuniyoshi Wall Art Bundle

Utagawa Kuniyoshi Wall Art Bundle」を Etsy.com で買いました。990円。
ダウンロードすると、165ファイルあり、総容量は 1.03GB。

歌川国芳(うたがわ くによし)江戸時代末期(幕末)に圧倒的な人気を誇った「奇想の浮世絵師」です
ダイナミックな構図の武者絵をはじめ、大好きな猫をモチーフにした擬人化戯画、幕府を痛烈に風刺したコミカルな絵など、現代の漫画やグラフィックデザインに通じる斬新なエンターテインメント作品を数多く生み出しました。

水滸伝がモチーフの「通俗水滸伝豪傑百八人之一人」や猫を擬人化した「其まゝ地口猫飼好五十三疋」などが有名。

下は結構有名な『相馬の古内裏(そうまのふるだいり)』。

『宮本武蔵の鯨退治』

有名な寄せ絵『みかけハこハゐがとんだいゝ人だ』

じつに面白い人ですね。

関連記事

国芳の猫

歌川広重の日本美術版画800点以上:高解像度(デジタルダウンロード)R-159(2)

 

月岡芳年浮世絵コレクション:850点以上の日本の木版画

「月岡芳年浮世絵コレクション:850点以上の日本の木版画」を Etsy.com で買いました。815円。

ダウンロードすると、2512ファイルあり、総容量は 11.7GB。ただし、数十点は他の絵師のものが混じっていました。
それでも 「850点以上」というのはかなりのご謙遜ですね。

月岡芳年(1839–1892)は幕末から明治時代にかけて活躍した「最後の浮世絵師」と称される絵師です。歌川国芳の弟子です。
明治に入っても新聞錦絵の第一人者でもあり、妖怪なども多数描いています。

水木しげる先生も影響を受けているのではないかと河童の絵を見て思いました。

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渓斎英泉浮世絵コレクション: 350+ 日本の版画

渓斎英泉浮世絵コレクション: 350+ 日本の版画 」を Etsy.com で購入しました。625円。
ダウンロードすると、 732ファイルあり、総容量は 4.81GB。
350どころか倍量あるとは良心的。

渓斎英泉(けいさい えいせん、1790?〜1848)は江戸後期を代表する浮世絵師の一人です。もともとは武士。
特に、少し退廃的で妖艶な女性を描いた美人画と、歌川広重と関わった「木曽街道六十九次」で知られています。

英泉の描く女性は切れ長でややつり上がった目、少し突き出した下唇、長い首、しなやかに崩した姿勢を持っています。
顔は千原ジュニアに少し寄った感じと言えばいいでしょうか。^^

ファイル内にはいわゆる艶本のものも含まれ、やばいものも描きこんでありますので「18禁」としたいところですが、Etsy.com は海外サイトなので余計なお世話はしないようにします。売主もアメリカ人のようですし。

ファイルの中には日本国会図書館のイメージライブラリーから落としたようなものもあります。
自分で集めることを考えると、すなおにありがたいですね。

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1000 Japanese Wall Art Prints

「1000 Japanese Wall Art Prints」というポスターのバンドル製品を Etsy.com で購入。254円。
欧米人がよく買っている「日本っぽい」ポスターを集めたものです。

販売しているのはオランダの Selena という女性。
たぶんこの人が作っているのかな。
それともモデルとなるもともとのポスターがあるのかな? シランケド。

とにかく、まともな日本語の書かれたものは皆無。それが 1000個もあるのですよ。
外人が漢字を単なる記号としてしか捉えていないのがよくわかります。

なかなかの破壊力でしょう。
とにかく、「東洋っぽいものと漢字らしきものとおまけにひらがなかカタカナを書いておけばいいや」という貧しい精神が垣間見える やっつけ仕事のオンパレードです。

こちらとしては 日本人がちゃんとした漢字、仮名を使って作ったものを広めたいわけですが、悪貨が良貨を駆逐する構造になってしまっているので無理ですかね。

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290点以上のバンクシーのウォールアートプリントセット

290点以上のバンクシーのウォールアートプリントセット を Etsy.com で買ってみました。775円。

一括ダウンロードすると、2GB が 8つと 134MB が 1つの圧縮ファイルになってダウンロードされました。

解凍すると、1623個のファイルが。

サイズのいろいろ違ったバージョンも含まれているわけで、290個の異なる画像がちゃんと入っていました(下図は 235番以降)。

結構凝ったものもありますね。

でも、誰でもバンクシーらしさは見て取れるかも。

私はこれ(↓)が気に入りました。

上手な絵だとは思うけど、何億円もするシロモノには思えませんね。

バンクシーはやはり「描かれた場所が大事」なんでしょうね。

そういう意味では典型的な現代アートということでしょう。

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外来種のカニ対策にタコを持ち込んだイタリア人の末路

「外来種のカニ対策にタコを持ち込んだイタリア人の末路」という Youtube ビデオがありました。

イタリアのアドリア海沿岸で増殖する外来種ブルークラブ対策としてタコを放流した結果、タコがカニだけでなく養殖の貝まで食べ始め、新たな問題を引き起こしたという、予測可能な結果になりました、とさ。

このビデオの内容を Lilys にまとめてもらいました。

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ブルークラブ

ブルークラブは渡りガニ科に属する大型のカニで、甲羅の幅は最大23cmに達する 。
オスのハサミの先は青く、メスのハサミの先は赤いのが特徴である 。
貝類、甲殻類、魚、水草、有機物の欠片など、あらゆるものを食べる完全な雑食性である 。
どんな硬い貝でもこじ開けられる強力なハサミを持つ 。
塩分濃度や水温の変化に強く、汽水域など他のカニが住めない幅広い環境に適応できる 。
脱皮直後の甲羅が柔らかい状態(ソフトシェルクラブ)で収穫され、甲羅ごと丸ごと食べられる高級食材としてアメリカでは人気がある

イタリアへの侵入経路と被害の実態

バラスト水による侵入
ブルークラブは大型船がバランスを保つために注入するバラスト水に、幼生が混入してイタリアの港に運ばれた 。
現在は国際条約によりバラスト水の処理が義務付けられているが、既に定着したブルークラブを除去することは困難である 。

養殖業への壊滅的な被害
ブルークラブは養殖ロープに張り付き、ムール貝やアサリを次々と食い荒らす
強力なハサミで養殖用のネットや網まで切り裂くため、漁具自体にも被害が出る 。
アドリア海沿岸の養殖場では被害が相次ぎ、年間数千万ユーロ(数億円)に上る被害額が出ている 。

ブルークラブ対策としてのタコ放流と予期せぬ結果

イタリア政府はブルークラブの被害を食い止めるため、天敵であるタコの放流を決定したが、その結果、新たな問題が発生した。

ブルークラブは繁殖力が非常に高く、メス1匹が一度に数百万個の卵を産むため、人間の手による捕獲では増殖速度に追いつかない
食材としての活用も試みられたが、消費が追いつかず根本的な解決には至らなかった 。

地中海に生息する在来種のタコは甲殻類を好んで捕食するため、ブルークラブの天敵として期待された 。
特に、産卵前のメス1匹を仕留めるだけで数百万匹の繁殖を防げる計算であった 。

タコも貝を食べるため、養殖場への影響が懸念されたが、タコはブルークラブが多い岩礁周辺を好み、貝の養殖場がある砂地とは棲み分けられると想定された
何もしなければ漁業が壊滅するため、リスクを承知でタコの放流が承認された 。

タコ放流の実施と初期効果

2026年、ボローニャ大学主導のオクトリュープロジェクトが開始され、数千匹のマダコが海に放流された 。
タコが定着しやすいように、セメントと粘土で作られた人工の巣穴も海底に設置された 。
タコは8本の腕でブルークラブの動きを封じ、唾液に含まれる毒で弱らせて仕留める
放流されたタコがブルークラブを捕食する様子がカメラで複数記録され、捕獲数も増加した 。
研究者により、産卵前のメスを仕留めることで数百万匹の繁殖を抑えられる可能性が示された
タコによるブルークラブの捕食が確認されたことで、イタリア政府はタコ放流の継続を決定した 。

予期せぬ新たな問題の発生

タコ放流から数週間後、岩礁周辺のブルークラブは減少した 。
しかし、餌が少なくなったタコはより広い範囲に移動し始め、養殖場に近づき、ムール貝を食べ始めた
アドリア海北部の養殖場から、ブルークラブではなくタコによる被害報告が相次いだ 。
ブルークラブがこれほど早く減るとは予測できなかったため、タコが別のものを食べるのは当然の結果であった 。
結果として、カニの被害がタコの被害に変わっただけであった 。

漁師からは「カニを追い払ったら今度はタコが来た」という苦情が寄せられた 。
岩の隙間に潜むタコをすべて捕獲することは難しく、さらに養殖場周辺でタコが増え始めているという報告も入った 。
タコの天敵を放すという案も出たが、それはできない状況であった 。

外来種問題の複雑性と解決への模索

外来種問題は生態系だけでなく、経済や社会、文化にまで影響を及ぼす複雑な問題であり、その解決には多角的なアプローチが必要である。

タコも捕獲して食材として流通させることも検討された 。
イタリア料理ではタコのパスタが定番であり、漁師の収入源にもなる可能性がある 。

ブルークラブはアメリカで高級食材として需要が高く、イタリアで捕獲して輸出できれば、収入確保と個体数抑制を両立できる 。
しかし、メス1匹が数百万個の卵を産むため、食材として売るだけでは増殖速度に追いつかない
中国への輸出も検討されている

食材活用における課題

ブルークラブは生きたまま輸送しないと鮮度が落ちやすいため、アメリカまでの輸送コストが現状では採算が取れない

ブルークラブは強いハサミで網を切るため、従来の漁具では効率よく捕獲できない
カニ型の罠や専用の網への切り替えが必要だが、漁師にとって設備投資の負担が大きい 。

政府による補助制度は始まっているが、申請が複雑で、従来の漁師が手続きに慣れていないという新たな問題がある 。

生態系の問題が経済の問題、そして社会の問題へと連鎖していくのが外来種問題の複雑さである 。

外来種問題の教訓

外来種を一つ持ち込んだだけで、これほど複雑な問題に発展するとは予想できなかった 。
善意で行われたタコの放流が、生態系を大きく変えてしまう結果となった 。

かつて日本でもハブ駆除のために放ったマングースが、アマミノクロウサギを襲った事例があるように、外来種問題に簡単な答えはない 。
生態系は一つを変えると必ずどこかに影響が出る、それが自然の恐ろしさであり複雑さである 。

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ということで、地中海マダコをモロッコから最も輸入している日本人がだまっているわけはありません。^^

今度はイタリアの海に日本人を放流しろ」という意見もありますが、「イタリア産マダコを獲れただけ全量輸入する」とメローニさんに言うだけでいいのではないでしょうか。

「上海蟹」にハサミの色が変わったものが含まれてくるようになるのとどちらが早いかという話かも。

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20万点以上のデジタルウォールアートバンドル(2)

「20万点以上のデジタルウォールアートバンドル」という Etsy.com で買った製品ですが、現在解凍中。

ダウンロードすると 2GB までの ZIPファイルが 380個で、総容量は 715GB。
なので、まだ半分も解凍できていません。

1TB の新しい SSD に移して、そこで Lhaz で手作業で解凍しています。
DOS窓で PKUNZIP を使ってバッチ処理しようかと思いましたが、MS-DOS の命名制限があるのであきらめました。
Antigravity で一括処理しようかと思いましたが、途中で止まりそう(容量制限の問題?)なので現在手作業中。
専用の PC でやっているので、通常の仕事に副作用は出ません。

Japanese のセクションは解凍すると 2257ファイルあり、17.9GB。

このように単独で売られているものが、ほかのセクションにもだいぶ含まれているようで嬉しいです。

344円ですごい節約効果かも。

後日談

2日かかって解凍終了。

上記のようなフォルダ構成で解凍されました。

58フォルダあり、サブフォルダを含めると 235 ありました。
ファイル数は 82403 と 20万にはるかに届かず
総容量は 713GB と圧縮ファイルより若干小さくなりました。

なぜか不思議な結果です。

ファイル数は 82403 しかないのなら 18万点以上のバンドルも買わなきゃいけないのか?

後日談2

このバンドル内での重複ファイルを削除すると、82403 あったファイルが 76693 個になりました。
総容量は 666GBに。

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20万点以上のデジタルウォールアートバンドル

300点以上の日本の壁掛けアート

Etsy.com で「300点以上の日本の壁掛けアート」と称した作品集を買ってみました。380円。

ダウンロードしてみると、5.81GB で 360ファイルありました。
「Ukiyo-e」と「wall art」の2つのフォルダに大きく分けていましたが、この分類は不適切です。
ダブリもありますし、作者不明のものもありました。
ああ、なんと洋画まであります。^^
たぶん、それまで別々に撃っていた2つの商品を無理やり合体させたのでしょうか。

もう少し分類をまとめたほうがいいと思いますが、安いのでそこまで求めません。

これより多いメガバンドル製品を買えば、これに含まれるものはほとんどそこにありそうな気もしますので、わざわざこれを買わなくてもいいかもしれません。

でもまあ、上のアサヒビールのポスターは他のものに含まれているかどうかわかりません。
現物はさすがに見ていませんが、雑誌で何度も見たことがあるので懐かしいです。
ちょっと印刷してみましょうか。おっと、私はアンチアサヒだったのでした。

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【AI】Gemini 3.8Flash 登場

Gemini 3.8 Flash を Google DeepMindが 2026年9月2日に発表しました。

従来のFlash系の高速・低コスト性を保ちながら、特に長時間のソフトウェア開発、自律型エージェント、複雑な業務処理、段階的な推論に重点を置いています。

速くて安い牛丼タイプなのに賢さもいいせんいっているという・・・

長いコンテキストを扱えるようになったのも効いているのかも。

「自由の女神の台座が無人 女神は台座の裏の植え込みの中でヤンキー座りをしてふてくされた感じでタバコを吸っている アニメ調」とプロンプトに書いて画像を描かせたところ、30秒もかからず完成。

題して「自由時間中の女神」。 フランスから来たはずだが、ヤンキーなのだ。

さすがに速い。でも、ちょっと以前の画風とだいぶ違うような・・・

ちなみに chatGPT ならこうなる。

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20万点以上のデジタルウォールアートバンドル

「20万点以上のデジタルウォールアートバンドル」という製品を Etsy.com で買ってみました。

「32000点以上」で懲りたはずですが、344円だったものでつい。

18万点のメガパック(メガバンドル)も2種類ありました(業者は違うが中身はほぼ同じ?)が、この「20万点以上のデジタルウォールアートバンドル」は中身がちょっと違うような気がしてついぽちっと。

購入するとこういう PDF ファイルが送られてきて、この下にリンクのリストがあります。

リストがこちら。

また、ダウンロード&解凍地獄の始まりです。

夜10時ごろになってようやくダウンロードが終わりました。

2GB までの ZIPファイルが 380個で総容量は 715GB。

解凍するのが大変です。
AI エージェントにやらせますか。

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歌川広重の日本美術版画800点以上:高解像度(デジタルダウンロード)R-159(2)

昨日買った歌川広重(安藤広重)の日本美術版画800点以上です。

でも解凍してみると、1902ファイルもあり、容量は 8.91ギガバイトもありました。^^

「東海道53次」はもちろん、「東海道53対」も国芳、豊国の分も含めて入っています。

「六十余州名所図会」、「富士36景」、「おぐらなぞらえ百人一首」、「名所江戸百景」、「曽我物語」、「木曽69駅」などもありますから、これはお得。

中古書店で広重の画集を買うよりよほど安上がりですね。

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歌川広重の日本美術版画800点以上:高解像度(デジタルダウンロード)R-159

今夜はこういうのを買ってみました。歌川広重の日本美術版画800点以上です。
もちろん Etsy.com で。
800点以上で 710円。

買うとダウンロード用のリンクがもらえます。
繋いでみると懐かしの dropbox でした。
長年使っていないのでちょっと迷いましたが、ゲストとしてダウンロードできました。

3つの圧縮ファイル(ZIP)が手に入りましたが、解凍してできたフォルダの中にはファイル名が化けているものが多数見られました。
ファイルの中にはファイル名といっしょに拡張子部分も含んで文字化けており、jpg として認識されていない(種類はただのファイルと表示)ものも多数。

これは UTF-8で保存された文字列がShift_JIS(CP932)として誤って読み込まれたことで文字化けしたものです。
日本語のコードの取り違えということです。Shift_JIS(CP932)は Windowsほぼ専用のコード。
作成側はマックやリナックスで、こちらが Windows なのでこういう事態が生じたのかな。

リネームソフトで変換できます。
それを探すのも面倒だったので、Google AI の Antigravity で即席のリネームアプリを作ってリネームしました

じつはこのフォルダは文字化けしたファイルが全部で69個ありました。
他のフォルダにも文字化けファイルがありました。そちらでは Antigravity が内容を吟味してナンバリングを変えましょうかと提案をしてくれたりしました。

ということで、ちょっと手間がかかりました。
売り手(デザイナーはMac使いが多い)は販売するのに Windows用とMac用とを両方用意する必要がありそうです。

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恐ろしいメガバンドル(2) 32000個入りを買ってみた

昨日の記事「恐ろしいメガバンドル」で紹介したもののうち、18万個(200円)のメガパックに挑戦しようかと思ったのですが、さすがに怖くなり 3万個入り(333円)を買ってみました。
どうやってダウンロードするのか知りたくて、やや少なめのものにしたのですが、それでも大変そうなのは薄々感じました。

上ではなく、下のほうね。

ダウンロード形式は 1PDFと書かれているとおり、リンク先の書かれた PDF がダウンロードでき、そこに書かれたリンクから Googleドライブのフォルダに案内されます。

フォルダが、

  1. 3set
  2. 20k
  3. Art Mouvement
  4. Electric Vintage
  5. Flowers2000
  6. Neutral
  7. Premium pack

と分かれています。
これらの7つの中にいろんな分類(時代別、作家別)で絵画や作品の Jpeg ファイルが入っているのです。

フォルダごとにダウンロードできるのですが、Googleドライブの仕様か、2GB以上の場合は i2GB以下の ZIP ファイルに分割してまとめられてダウンロードされます。
それをこちらで解凍して(圧縮をほどいて)元のフォルダ構造を再現しなくてはいけません。

ただ、この分類がいい加減で、どうも昔パックで売っていたファイルを全部かき集めたようなものがあちこちにあります。
具体的には、ゴッホやクリムトがあちこちに分散されていたりします。

たぶんこの7つのフォルダがそれぞれ単独で売られていた時期があるのでしょう。

いろいろな詰め合わせで売る → ある程度売れなくなると他のパックと併せて数を増やしてアピールして売る → それでも売れないと値引きしてとことんしゃぶりつくす

という戦略が透けて見えますね。

一番困るのは、ダウンロードに時間がかかること。
ダウンロードしてデータの全容量を測ったところ 332.15GB ありました。
うちは Nuro光の2Gプランなので、9時間以上かかったのだ。

18万個パックの方を買わなくて正解?
そっちならダウンロードに 1週間くらいかかりそうですもんね。

まだ全部解凍していないので、ほんとうに 3万個あるのかはわかりません。

重複しているファイルは削除して、分類も自分用のものに組み替えていこうと思います。

まあ、しかし、これで画集を買わなくてもよくなったのかもしれません。

気になった画を右クリックでコピーして Gemini に貼り付けると、解説をしてくれることもありますから。

それを考えると安い娯楽です。

後日談

全部解凍するのに結構な時間がかかりました。

腹が立つのは 2ギガバイト の ZIP を解凍したらまた 2ギガバイト の ZIP が出てきたこと。

解凍するのに倍の時間がかかるものが結構多かったこと。

しかも内部のファイルが壊れているものが結構あり、全部は解凍できませんでした。

不完全ながら、

  • ファイル数 26320
  • フォルダ数 927
  • 総容量 317GB

となりました。

うまく解凍できたら 32000 あるのかもしれませんが、もうやり直す気はないです。

この後、重複画像を削除してフォルダ構造を整理すると、

  • ファイル数 20858
  • フォルダ数 739
  • 総容量 261GB

となりました。

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恐ろしいメガバンドル

恐ろしいメガバンドル

またまた Etsy.com の話ですが、眺めているとすごい商品が目につきます。

30000個以上の wall art が 196円です。

ダウンロード販売で 1PDF と書いてあるということは、その PDF に書かれたリンクから入れるクラウドストレージから自分の手で 1個1個ダウンロードしないといけないってことかもしれません。
Claude code など AI エージェントにやらせないと腱鞘炎になっちゃいます。

実際はダウンロードを指示すれば圧縮して1つのファイルにまとめてくれることが多いようです。
でもそうじゃないと怖いですね。

こちらはさらにその上を行く、16万個以上で 326円は安すぎ。

こちらはもし1つずつダウンロードしないといけないとすれば、生きているうちにすべてダウンロードできるのでしょうか。

下のものはアートでなく、e-Book が 30万以上。187円で買っても読まないでしょ。

これももし1つ1つダウンロードしなければならないとしたら、殺しにきてますね。
ダウンロードし終わったら ほっとしてポックリいく人もいるかも。

「デジタルファイル形式」が 1PDF でなく、ZIP とでも書かれていれば、まとめて圧縮されているファイルが直接ダウンロードできるはずです。
それだとファイルのダウンロードは1回で済むので確実にラクなんですけどね。

収集癖のある人はドツボにはまるおそれがありますから、見なかったことにしてください。^^

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