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オシレーターの解釈(数値判定)について

公開日: : マネー

オシレーター系の評価には、「基準となる数値をどうとるか」 や「順張りととらえるかあるいは逆張りと考えるか」など難しい問題が多数あります。

上のチャートではサブウィンドウに RSI を表示してあります。

ここでは点線のラインは 30 と 70 を採用することにしますが、どの時点でどういう判断をくだすかでいろいろ変わってきます。

たとえば、

  • A地点(RSI が買われすぎゾーンに突入)
  • B地点(RSI が買われすぎゾーンを脱出)
  • C地点(RSI が売られすぎゾーンに突入)

のどの地点を判断基準にするかということを考えてみます。

A地点(RSI が買われすぎゾーンに突入)を買われすぎと判定

よくみる考えですが、バンドウォークの始点だったりするとこれからずっと買われすぎの状態が続きます。

ここで売ったりするプログラムでは大負けすることが多いです。損切りはしっかりとしましょう。

B地点(RSI が買われすぎゾーンを脱出)を売られ始めと判定

これもよく見る考えですが、しっかりしたレンジ相場以外ではあまり有効ではありません。

C地点(RSI が売られすぎゾーンに突入)を買われすぎの終焉と判定

これを売られすぎとするという考えは「A地点(RSI が買われすぎゾーンに突入)を買われすぎと判定」することの逆パターンになりますので省略しますが、そうではなく、ここまでが買われすぎの状態とする考え方です。

そう間違いではないのですが、上のチャートのようにトレンドや非トレンド(上昇&下降)がごった混ぜの状態を区別できていませんね。

まとめ

オシレーター系の指標はレンジ相場などでは有効ですが、トレンド相場では有効でなくなるばかりか、むしろ有害になる危険性も高いです。

そのためレンジ相場かトレンド相場かを別の方法で判別してから適用する必要があります。

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