東京帝大教授が教えるお金・仕事に満足し、人の信頼を得る法 / 本多静六(1)
公開日:
:
最終更新日:2022/05/26
読書
★★★☆☆
渋沢栄一の私的な相談役も務めた明治から昭和を生きたスーパーマンである本多静六先生の著書。
370冊以上も著書のある人の1冊ですが、とても内容が濃いです。
立身するにはどうすればいいかというテーマで書かれていますが、主に内面的な成功を目指しています。
しかし、それだけではなく他人のためになることをなすという実学的かつ外面的なテーマにも触れています。
さてその方法は・・・案外 想像通りのオーソドックスなものだったりするのです。
*
「今より四十~五十年前までは学問をする人も少なかったから卒業後すぐに職につくことができた。ところが昨今では大学を出ても就職難で、なんとか食にありつけても払った学費に見合っただけの給料はもらえず・・・」などということが書いてありますが、70年以上前からそういう状況だったんですね。^^
氏が亡くなったのが1952年なので、その後の鬼のような経済復興で就職難は解消されましたが、民主党政権時代にまた就職氷河期が来てしまいました。
氏のいう就職先とはアカデミックなものに限定していたのかもしれませんが、それなら文系の研究職は経済復興に関係なく、70年前からずっとずっとアイス・エイジ(氷河期)であるのかもしれませんね。
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