LP の製作
公開日:
:
最終更新日:2023/06/19
オーディオ
LP すなわち、アナログレコードを作るには、
- ラッカー盤にカッティングマシンで溝を彫り、
- ラッカー盤を型にしてメタルマスターを作り、
- メタルマスターを型にしてメタルマザーを作り、
- メタルマザーを型にしてスタンパーを作り、
- スタンパーでスタンプして LP レコードを大量に作る
わけです。
型とりを繰り返すのは、柔らかいラッカー盤では最終のプレスはできないからです。
だんだん硬い素材に移行させるためですが、もしラッカー盤でプレスできたとしても、ラッカー盤の谷のところが LP では山になってしまってうまくいきません。
必ず最低一度は型をとって転写しないといけません。
*
いちばん最初の過程はラッカー盤という塑性のあるプラスティック材を慣性質量のあるカッティングマシンのヘッドで削るわけです。
彫刻刀でゴム板を削る場合を思い起こしてもらうといいのですが、最初力を入れるとゴム板に少し食い込みますが、力を抜くと元に戻り、削れていません(変形したのみ)。
これより力を入れていくとゴム板に切れ目がついて削れていきます。
力を入れすぎると急に手応えが減って余分に削れてしまったりしますよね。
つまり、力の入れ具合と彫刻刀の動きは全然リニアではありません。
ということは、ラッカー盤には入力信号(音)を正確に刻み込めていないってことです。
マスターテープの音より LP レコードの音がはるかに劣っているのはこの影響が大きいです。
*
ということで、わたしは LP レコードを崇めたてまつる宗教からは足を洗いました。
未だに LP レコードが最高の音と信じている人には何を言っても無駄なので、生あたたたたたたたたたたかく見守ってあげようと思います(そのココロは「お前はすでに死んでいる」です)。
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