杞憂
公開日:
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最終更新日:2024/03/29
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最近、古代中国由来の文言についての本を読んでいます。
それらの故事の来歴などが面白いですが、現代の日本での用法や意味が全く異なるものも多いようですね。
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それはさておき、日本人がよく知る「杞憂」という言葉についてです。
昔「杞」という国に住んでいた人が「天が落ちてこないか」心配して夜も寝られないと言っていたことから生まれたということはよく知られていますね。
私は
- 杞という国はどんな国
- その後の顛末はどうなった
ということが気になって夜も寝られないので ちょっと調べてみました。
杞という国は春秋時代にあった小国で、夏王朝を起こした禹の末裔が建てたとか。
20人の王が即位したが、最後は楚によって滅ぼされたようです。
禹楚(うそ)っぽいとは申しませんが、大した情報がない国のようです。
杞憂の話のその後の顛末は、それを聞いた人が「天は空気でできている 空気が落ちてきてもそれは風が吹いているだけだから落ち着け」となだめたということ。
それを聞いた件の小心者が納得したか納得しなかったかは定かではありません。
なにせ、このヒトは「太陽が落ちてきたら 月も落ちてきたら 星まで落ちたらどうするねん」と言っていたそうなので、納得しなかったのではないでしょうか。
でもこの人、ニュートンより 2000年以上前に万有引力を発見していた ことになるのでは・・・ならないか。
*
天が落ちる・・・落天・・・ところで楽天が潰れたらどうしましょう。
楽天経済圏にいる小心者は夜も寝られません。
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