日別アーカイブ: 2015年11月6日

腎嚢胞 腎悩呆?

極論なので笑って読んでくださーい。

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うちの遠隔画像診断の顧客にはそんな方はおりませんが、他の会社の顧客の話でよく聞くのが、「やたら腎嚢胞にこだわる技師や依頼医(たいてい開業医)がいる」ということ。

それも重要な嚢胞性腎疾患ではなく、単なる単純性腎嚢胞の話。

「嚢胞を指摘しないのは見落としだ」、とかいうらしいですが、こういう人はどういう考えをしているのでしょう。

単純性腎嚢胞

50歳以上の半分の人に普通に見られる単純性腎嚢胞にそんな大きな意味はありません。

こういう嚢胞は病態というほどのものでもなく、単なる退行性変化ですから。

こうした嚢胞の中にごくまれに紛れ込んでいる嚢胞性腎細胞癌(腎癌の中でも相当まれ)の可能性なんてほんのわずかです。

ポピュラーなものの中にほんのわずかヤバいものがまぎれているってことはよくある話で、こういうものに目くじらをたてるってのは、「飛行機事故がまれに起きるので世の中すべての飛行機は使用禁止にしろ」というのと同じではないでしょうか。自動車でもいいけど。

慢性腎不全(透析)と遺伝子異常は明らかな腎癌のリスクファクターですけど、腎嚢胞の存在ってのは腎癌の重要なリスクファクターであるというエビデンスはないでしょう。

単純性腎嚢胞を持っている人と持っていない人とに腎細胞癌(充実性含む)が発生する確率もそんなに変わらないのであれば、単純性腎嚢胞の有無を気にするのは医師や患者の時間の無駄と私は思います。

いわゆる complicated cyst のときだけ気にすればいいわけ(←こいつもなかなかグレてくれませんが)。

だいたい腎細胞癌の発生は男性の方が2倍女性より多いです。この疫学的事実をもって「世の中の男性はすべて腎癌の画像検査を受けなくてはいけない」というヤカラがいたらこれは頭がややおかしいでしょう。医療費高騰でまた税金が上がりますね。

お金や手間の影響のことを考えないでこういう発言をするのは頭の構造があのハトヤマなみなのかもしれませんよ。

腎嚢胞を異常に気にする人の頭部の精査をオススメします」と所見のコメント欄に書きたくなります。

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はい、笑って読めました?

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