日別アーカイブ: 2019年8月21日

上級国民/下級国民 (小学館新書) / 橘玲 (2)

上級国民/下級国民 (小学館新書)
橘 玲
小学館
売り上げランキング: 28

★★★★☆(非常におもしろ-い)

上級国民/下級国民 (小学館新書) / 橘玲」の続きです。

PART3 では、日本だけでなく世界中で「上級国民/下級国民」のように貧富による国民の分断が進んでいる状況を説明しています。

それは先進国でよく見られるのですが、その原因はグローバリスム、リベラリズム、知識社会化、長く続く平和とか。平和がねえ。

これらの原因により欧米では白人の非知識階層が非白人の知識階層との競争に負けることによって下層に落ち、白人であるということしかプライド/アイデンティティのなくなった彼らは自然にポピュリストとなってしまうのです。非白人を排除しようとするのです。

白人には知識層ももちろんいるわけですが、その白人知識層はリベラルなので、非白人知識層とも仲良くできるのです。

白人知識層のさらに上位のクラスにサイバーリバタリアンと呼ばれるアッパークラスがあり、彼らはポリコレ(政治的正しさ)よりも科学を重視するために白人リベラル知識層と対立し、白人非知識階層に共感を持ったりするということです。

このように考えればアメリカはだいぶうまく説明がつくようです。

日本でもサイバーリバタリアン、リベラル日本人、リベラル非日本人、下層日本人とにおおまかに分けられると著者は言い、下層日本人の多くはネトウヨと呼ばれる人とかぶることが多いようです。

面白い考え方です。

平和でなくなり、戦争が起きればみんな同じように貧しくなるので平等な世の中になるとも書いてあります。

平和がいいか乱世がいいか、これも究極の選択の一つかもしれません。

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