日別アーカイブ: 2022年1月27日

川の源流ってほんとですか?

昔 TV番組である川の源流探しをしていて、山の奥に分け入って崖の途中からポタポタ落ちている水を指して、「これが大河の源流です」ってやってました。

確かにそこには「●○川源流」と書いた石碑が立っているのですが、河口のあの流量を考えたらこのポタポタのみが源流と考えるのは頭がお花畑です。

どう考えても他の支流からの水や伏流水が主体であって、このポタポタは単に目立っているだけのごく一部分なんですね。ノイジーマイノリティってやつです。

ある人が当時の実力者に出した書簡が発見されて「これがあの歴史事件がなされた陰謀の証拠」という説が出たりします。

でもこれも「単に目立っているだけのごく一部分」であって、大事件が起きた原因のごくごく一部かもしれませんが、全く無関係のことが多いです。

いくつかの事実を定性的に繋いでいくと、いくらでもそれらしいストーリーができます。

こういう「風が吹けば桶屋が儲かる」的な、一見理にかなっているような因果関係はよくありますが、「影響力という量」を仮定して考えたらほとんど影響ないとわかることがよくあります。

歴史本などでもある事実が別の事実の原因だと一見もっともらしく書いてあることが多いですが、いつも「いやそれだけじゃないだろ」とか「ほかの原因だろ」とかツッコミを入れながら読むことにしています。

一言で言えば、定性的に考えるのではなく、定量的に考えるのが大切だということですね。

###