日別アーカイブ: 2024年1月7日

【FX】なかなかすごいブレイクアウト Inquisition Breakout EA

Inquisition Breakout EA(Expert Advisor)はアメリカのとあるサイトで拾ってきたものです(ググればだれでも入手できるはずです)。

なかなかおもしろそうなので、バックテストをとってみました。

紹介している人の解説では

  1. グリッド、マーチンゲールを使用しない
  2. 注文は同日(日本では翌日1:30AMごろ)に決済されるデイトレードタイプ
  3. トレーリング ストップを使用して利益を伸ばす
  4. 単ポジ
  5. GBPUSD 1時間足が最適(ほかの通貨ペア、時間足でも動作可能)

という特徴(特長)があります。

紹介者は触れてはいませんが、バックテストから推測するに その日の東京時間のレンジからのブレイクアウトに乗っかるもので、

  1. 東京時間の終わりにバイ・ストップ注文とセル・ストップ注文を出す
  2. 通った注文に対してトレーリングストップで利益を伸ばす
  3. もし深夜にポジションが残っていれば強制決済される

というのが大まかな動作のようです。

2013/3/5-2024/1/1 のバックテスト(GBPUSD 1時間足 初期証拠金 10000$ オートロット)では、

純益 51916$(6.1倍) プロフィットファクター1.46 勝率90.00%とまあまあなパフォーマンス。

最大ドローダウン 30.85%なので破綻を回避するにはもっとロット数を減らさないといけません。

東京BOX からのブレイクアウトでトレーリングストップ付きの EA は私も自作したことがあり、勝率は 70%を超えなかったですが、プロフィットファクターは 2.5 程度だったような。

紹介者は触れていませんが、リカバリー機能というものがついており、それをオンにするとマーチンゲール風の動作(負けた後にロット数を変更する、ただし、どのようにするかはこちらが設定できる)をします。

上記の結果はこれをオンにして最適化したもので、オフにすると下のような結果になり利益が激減してしまいます。最大ドローダウンは低下するのですが、これほど減るとあまり意味がないかも。

*

最大ドローダウンが破綻確率そのものではありませんが、ある程度反映しているものです。

ドローダウン=破綻確率と仮定すると、10%なら 10口座のうち 1口座破綻する(海外口座ではゼロカットなので追証はない)としても 9口座は走りきって 2倍になるので、全体では 1.8倍になるわけですね。

ドローダウン30%でも、破綻しなかった口座が 6倍になるなら全体では 4.2倍になるわけです。

ナンピンマーチン系EA によくあるドローダウン90%ならば、破綻しなかった口座が 10倍以上のパフォーマンスを示さないと全体でプラスになりません。

つまり複数口座で運用することはマストであって、ドローダウン90%のものを単一口座で運用すると 90%の人がゼロカットを食らうのは当然中の当然(必然)なわけです。

破綻率の高いEAを単一口座で運用して「破綻したぞ」と文句を言っている人がよくいますが、当たり前のことに対して当たり前の結果を述べているだけで、「宝くじを 1枚買ったが全然当たらなかったぞ」と文句を言っていることに等しいです。関西では「で?オチは?」と言われて終わり(=オモンないヤツと一生思われる)です。

まとめ

単ポジということだけでかなり安心ですし、勝率は高いので運用する期間にはココロは平和に保っておけるというのがおすすめポイントでしょうか(勝率が低い EA はココロが挫けてずっと運用するのが難しいです)。

  • ポジションの保有時間も最大 8時間30分ですし、残りの時間はノーポジです
  • しかも勝率が高いということは含み損を抱えることももまれということです
  • ナンピンマーチン系のように膨らみ続ける含み損で胃に穴が開くことも減るでしょう
  • ノーポジのときにロット調整ができ、それが次から即座に反映されるのも利点(破綻しにくい理由の1つ)

ただし、損小利大ではなく損大利小に近いので、ロット調整を間違えると(とくにオートロットなら)まれにドカンと致命傷をくらうことがあるかも。

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