*

大学院生による遠隔画像診断というか二次チェックしていない遠隔画像診断

公開日: : 画像診断

先週金曜日の飲み会の帰りは大学の後輩の Kくんといっしょでした。

彼は大学院生ですが、いくつかの施設で遠隔画像診断をしております。

「私も20年くらい前に京大の大学院生だったけど、そのときの自分の実力を考えたら怖くて遠隔画像診断なんかできなかったろうな」

と言ったら、彼も

「二次チェックのないところではとても不安です」

と申しておりました。

とある検診施設の長をやっている人の話でも、

大学のやっている遠隔画像診断に依頼を出しているが、大学院生の所見の二次チェックを誰もしていないので肺腫瘤の見落としが多い

とのこと。

この場合はこの先生が放射線科医でご自分で二次チェックされているからいいのですが、施設内に常勤の放射線科医がいない場合は非常に問題があります。

うち(テラーク)の場合は、大学院生だからというわけでなく、誰でも見落としをしうるので基本的に二次チェックをするということにしております

人手不足なので全例行っているわけではありませんが、これをやることによりクレームがかなり減っていることは確かだと思います。

###

 

関連記事

現在書いている原稿の一部(下書きその1)

* 依頼原稿の下書きです。まだまだみかん星、いや未完成。 * 遠隔画像診断サービス 成功の

記事を読む

AI と画像診断

「人工知能(AI)は画像認識が得意なので、レントゲンやCT/MRI の読影の仕事はなくなるのではない

記事を読む

no image

依頼原稿の締め切り (3)

* 依頼原稿「遠隔画像診断サービス 成功の秘訣」ですが、先ほど提出しました。 結局4360字

記事を読む

側頭筋付着部付近の線状の骨化?

ときどきこんなもの見ませんか? たまに見るんですが、側頭骨より浮いた一本の線状骨硬化(両側

記事を読む

一人医長の病院での遠隔画像診断

一人医長の病院での遠隔画像診断は研修指定病院のそれとは事情が異なる 研修指定病院では研修医や大

記事を読む

イーサイトのシステムの利点(2)

続きです。 イーサイトヘルスケアの遠隔画像診断システムのほかの利点を紹介します。 病診連携に

記事を読む

画像診断雑記という別サイトに難聴の症例を載せました

* 画像診断雑記 というサイトも運営しておりますが、この前、元のデータが吹っ飛んでしまい、ちま

記事を読む

Grant’s Atlas of Anatomy, International Edition〈日本向けインターナショナル版〉

Grant's Atlas of Anatomy, International

記事を読む

フィリップス SpeechMikePro LFH5276

愛用のマイクです。音声入力で抜群の変換精度を誇ります。 ただ、お値段が・・・ 4万円以上し

記事を読む

「画像診断雑記」サイト更新 / 以前からの頚部痛

「画像診断雑記」サイトを久々に更新しました。 ⇒ 「画像診断雑記」 以前からの頚部痛 こ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

2025年株式投資 簡単すぎる総括

本日で今年の投資は終わりです。 楽天銀行の現在高は以上の

日本語の教養100 / 今野真二

★★★☆☆ 日本語についての教養本。うんちくエッセイが 10

胸部X線写真の話(2)

昨日の記事「胸部X線写真の話」の続きです。 内科医叩きをやってい

胸部X線写真の話

もう時効だと思うので書きますが、以前に書いたことがあったかも。 又聞

ある甲状腺疾患の話

医師になって放射線科の医局に入って、1年めは大学病院で研修しました。

→もっと見る

  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑