だめな画像診断システム
ま、だめな条件はいっぱいあるのですが、私が重視しているのは 「過去の画像が検索することなしにすぐに(ワンクリックで)見られるかどうか」 です。
*
過去にどういう検査をやっているか、同じ部位の同じモダリティの検査をやっているかは非常に重要な情報です。
過去の検査履歴があるのかないのか、検索しないとわからないシステムはそれだけで落第です。
なぜなら医師に余計な時間と手間を毎回毎回使わせているからです。 積み上げたら膨大な時間です。
*
検索しなくてはいけないシステムの場合、検索してもひっかからなかった場合、本当にないのか、検索のしかたが悪かっただけなのかの区別がつかないため、時間がどんどんかかってしまうことがあります。
こういうのが無駄な時間なのです。
ほんとうに積み上げたら膨大な時間です。
時間給2万円換算で請求してもいいですか? >あほシステムを作った会社
*
イーサイトのシステムはレポーティングシステムの方にも、Dicom ビューワーの方にも過去の履歴がずらりと並んでいます。
クリックなしのデフォルトの状態で何件あるのかがわかります。 そこに表示されていなければわざわざ検索する手間が要らないことがすぐにわかるのです。
内容を見るのにもタブをワンクリックするだけですみます。
かくあるべし。
###
関連記事
-
非クラウド型遠隔画像診断のクラウド化
* 全く違うものだと思っておられる方も多いでしょうが、じつは非クラウド型とクラウド型ってのはそ
-
画像診断報告書のコピペ(3)
画像診断報告書のコピペ 、画像診断報告書のコピペについて(続) でも書きましたが、所見内容のコピ
-
画像診断報告書のコピペ
画像診断報告書でのコピペ ある患者さんの画像診断の過去のレポートを他の医師が書いていて、今回同
-
画像診断を考える・新版 今春発売
* 名著『画像診断を考える』ですが、編者の下野太郎先生 からうれしい連絡をいただきました。
-
危ない遠隔画像診断システム
* 今日気がついたのであるが、イーサイトのではない ある会社のシステム。 2/14 に所見を
-
あほな DICOM ビューワー
うちの事務所にあるアッホなビューワーの話。 遠隔画像診断で使っているのですが、通信が遅いし、ク
- PREV
- Windows7 で Amivoice
- NEXT
- おひなさま in Google