*

関節のMRIは GE(FE)が基本

公開日: : 画像診断

最近のMRIで関節(膝・肘・肩・股・手・足)の撮像のとき、やたらめったら 脂肪抑制T2WI FSE で3方向撮る技師さんが多くて困っています

脂肪抑制T2WI FSE が好きすぎるのです。画質がよいからかな。でも異常が見えにくいんですよね。

一例を挙げます。


上が 脂肪抑制T2WI FSE 、下が T2WI GE(FE)です。

FSE は fast spin echo、GE(FE)は gradient echo(field echo)ですね。

脂肪抑制T2WI FSE では半月板、腱板、関節唇などの信号が真っ黒に近くなり、異常を示す微細な信号上昇が非常に見えにくいのです。

上の2つの画像でも、下で見られる内側半月板の傷害が 上ではほとんどわかりませんよね。

大昔からの真理ですが、たいていの関節のMRIは GE(FE)が基本です。

「3方向ともGEで撮って、脂肪抑制T2WI FSE はおまけの感覚で1-2方向追加する」くらいの感覚でいいのではと思います。

あと、骨髄疾患(骨転移含む)の評価が必要なときに、脂肪抑制しない普通の T1WI(SE)を撮らない技師さんが多いのが悩みの種ですね。

関連記事

腰椎の圧迫骨折には T1強調画像を

###

 

関連記事

no image

RSNA2011

第97回北米放射線学会議(RSNA 2011)が本日から12月2日までシカゴで開かれます。 日本の

記事を読む

放射線科医の定年退職

* 診断をやっている放射線科医の話ですけど、ぼちぼち定年退職される方も多いでしょう。 でも一

記事を読む

イーサイトのシステムの利点(4)

続きです。 イーサイトヘルスケアの遠隔画像診断システムの利点を紹介します。 放射線科常勤医を

記事を読む

画像診断のトリビア / 百島 祐貴

画像診断のトリビア 百島 祐貴 中外医学社 2012-04-15 売り上げラン

記事を読む

医局と系列病院と人間爆弾

* 病院の勤務医の話ですが、ちょっとした病院(大きな病院、公立病院など)であればどこかの大学医

記事を読む

4列マルチスライスCTが安い!

  未確認情報ですが、風の噂でどこかの病院が 4列マルチスライスCTを 1600万円

記事を読む

no image

関西電力 計画停電

* 自宅にも来ていたが、高槻遠隔画像診断センターにも通知が来ていました。 調べるとエリア 5-

記事を読む

画像診断管理加算バブルの崩壊の影響

画像診断管理加算の施設基準の厳格化 今回の改訂で他の施設に読影を依頼している施設は、画像診断管

記事を読む

シェーマ中のアノーテーション(矢印)の色

画像診断の報告書で、シェーマ中の矢印の色は何色でもいいと思います。黒はまずいと思いますけど。

記事を読む

no image

最低の遠隔画像診断システム

 以前ここでひどい遠隔画像診断システムと評した PS●社のシステムですが、今週に入ってかなりのレスポ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

珍しい腱板断裂

肩の MRI は毎日数例所見をつけます。 放射線科医の中では

次世代通信関連 世界株式戦略ファンド(予想分配金提示型) 愛称は The5G

三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用する人気のテーマ型投資信託

毎月配当の高配当投信を使った投資戦略 「配当取り」

毎月配当の投資信託であっても、配当原資が構成企業の配当

毎月配当の高配当投信一覧

年利回り 10%以上の毎月配当の投資信託で、楽天証券で買えるものをリス

AIPI, CEPI, FEPI の3つの ETF の今回の配当は激減?

AIPI の今回の配当がすごく減りました。 今回が過去最

→もっと見る

  • 2026年6月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
  • アクセスカウンター
PAGE TOP ↑